1991年

ロシアにNTO IRE-Polusを設立

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Institute of Radioengineering and ElectronicsのV. G. GapontsevのグループとPolus Research InstituteのA. Shestakovのグループが合併し、NTO IRE-Polusが設立されました。

 

NTO IRE-Polusは、1991年12月に設立され、ロシアのフリャジノを拠点に、医療をはじめとする産業市場向けの光ファイバーレーザー、コンポーネント、試験装置などの完成ファイバーデバイスを設計、製造しています。現在、NTO IRE-Polusは、IPG Photonics Corporationの子会社として運営されています。

1992年

高出力ファイバーレーザーの開発

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IRE-Polusは、設立から2年間で、焦点を高出力ファイバーレーザーの開発に移しました。

 

NTO IRE-Polusは、ソリッドステートレーザーおよびレーザー材料分野におけるV. GaponstevおよびA. Shestakovグループの発明を産業へ導入しようと働きかけました。しかし、国内市場が崩壊しつつあったこと、また国外市場への進出が不可能だったことから、その取り組みは実を結びませんでした。

 

V. Gapontsevは、効果のないプロジェクトを終結し、新たな分野のファイバーレーザーおよび増幅器に注力することを提案しました。その結果、この先駆的な取り組みは、米国および英国の他、NTO IRE-Polusのあるロシアにおいて成果を得ることができました。

 

V. Gapontsevは、この分野の研究資金を調達するために、自らの責任で商業融資を受けました。一方、A. Shestakovのグループは、事業戦略の転換を支持することを拒み、1994年にNTO IRE-Polusと袂を分かちました。

 

後に、IRE-Polus Groupの頭字語「IPG」が社名に採用されました。

1993年

IPGが民間通信向けエルビウムファイバー増幅器を開発

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1993年、IPGは、最初の大型契約をイタリアの大手電気通信業者Italtelと締結しました。

 

IPGは、高出力ファイバー増幅器の開発を請け負い、200 mWのエルビウム添加増幅器を納品しました。この増幅器は、IPG初の市場性のある製品となりました。その後、時を待たずして同じ顧客とさらに2件の開発受託契約を結びました。この3件の受注総額は、75万ドルにのぼりました。

 

この成功に続き、IPGは、革新的な励起原理とファイバーソリューションを採用したエルビウムファイバー増幅器を開発しました。Italtelは、IPGの技術をすぐにでも市場に投入したいと考える一方、同社の事業モデルでは、ロシアの小規模サプライヤとの提携という危険を冒すことは許されませんでした。そこでItaltelは、コンポーネントの生産拠点をイタリアに移すよう、V.P. Gapontsevを説得しました。こうして、IPGの子会社が欧州に設立されました。

1994年

IPG Laserをドイツに設立

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1994年、IPGは続いてドイツにおいてもう一社の重要顧客DaimlerBenz Aerospace(Dornier支社)と出会いました。DaimlerBenz Aerospace(DBA)は、ヘリコプター障害物警告システム用の小型で高効率のアイセーフなレーザー送信機を必要としていました。V.P. Gapontsevが提案した新たなファイバーソリューションに対し、DBAは、ドイツ国内で製造することを条件に開発資金の提供に同意しました。その結果、IPGは、ベルリンに第2の拠点を開設することになりました。また、その1年後には、フランクフルト近郊の小規模な施設を購入し、そこに高度な研究および製造工場を建設しました。

1996年

初の10 Wのシングルモードファイバーレーザー

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1996年、工業品質の10 Wクラスの回折限界クラッド励起ファイバーレーザーがIPG Photonicsから発売されました。

 

 

Laser Focus World、2002年8月1日

 

Fiber Lasers Grow in Power(進化するファイバーレーザー)

Valentin GapontsevおよびWilliam Krupke著

ファイバーレーザーには、レーザーそのものと同じくらい長い歴史があります。ファイバーレーザーは、1963年にElias Snitzerによって発明された後、ほぼ20年の開発期間を経て、1980年台末にようやく初の商用デバイスとして市場に売り出されました。これらのレーザーは、シングルモードダイオードポンピングを使用して、数十ミリワットのレーザー光を放射するものでした。利得が大きく、シングルモードの連続発振(CW)レーザーにより、一般的な結晶レーザーでは達成できない希土類イオンの多くの遷移が得られることから、ユーザーの関心を集めました。ファイバーレーザー技術の最も広く知られるアプリケーションは、波長1,550 nmのエルビウム添加光ファイバー増幅器です。

 

ただし、多くのレーザーアプリケーションには、ミリワットではなく、ワットレベルの光出力が必要です。ワットレベルのファイバーレーザー出力への飛躍は、4 Wのエルビウム添加ファイバーレーザーが報告された1990年に達成されました。この開発は、微細加工などのアプリケーションに適した10 W以上のシングルモードファイバーレーザーの基礎を築き、初の真の高出力ファイバーレーザーとなりました。

 

現代の高出力ファイバーレーザーは、シングルモードのコアを取り囲むクラッドを介して、高出力マルチモードダイオードによりポンピングされます。エンドポンピング構造では、マルチモードダイオードのポンピング光が複合ファイバーの端面からポンプクラッドに注入され、シングルモードの添加ファイバーコアを定期的に横断しながらファイバー構造に沿って伝搬され、コアファイバー内に反転分布を形成します。

 

さらに高度な完全接続型のサイドポンプ型ファイバーレーザーが、IPG Laser(現在はIPG Photonicsの子会社)により開発されました。このファイバーレーザーには、他の光ファイバーコンポーネントや利得段と接続可能な面を持つアクティブファイバーが含まれ、複数のポイントでクラッドにポンピング光を注入できます。これにより、ファイバーレーザー総出力の容易なスケーリングが実用化されました。この他、サイドポンピング法にはV溝カップリングがあります。1996年に、工業品質の10 Wクラスの回折限界クラッドポンプ型ファイバーレーザーがIPG Photonicsから発売され、その直後に同様のレーザーがPolaroid(米国マサチューセッツ州ケンブリッジ)、Spectra Diode Labs(現JDS Uniphase、米国カリフォルニア州サンノゼ)およびSpectra Physics(米国カリフォルニア州マウンテンビュー)から発売されました。

1996年

IPGがイッテルビウムナノ秒パルスレーザーを開発

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1996年、IPGは、マーキングおよび微細加工アプリケーション用のパルスファイバーレーザーを開発しました。

 

イッテルビウムパルスレーザーは、マーキングアプリケーションに急速に受け入れられました。従来のDPSS YAG技術と比較して、パルスファイバーレーザーを使用するマーキングシステムは、非常にコンパクトで、高いエネルギー効率を備え、優れたシングルモードのビームモードによりマーキング品質が向上します。また、熱レンズ効果が発生しないため、パルスエネルギーに左右されることなく、レーザー出力を幅広いパルス繰り返し率で瞬時に調整することができます。

 

IPGの小型でメンテナンス不要の空冷式OEMパルスレーザーモジュールは、薄箔処理、抵抗トリミング、太陽光発電、スクライビング、ダル加工など、多様な微細加工アプリケーションで威力を発揮します。

1997年

米国でのBell South/Reltec Telecomとの契約

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Reltec Communicationsが、IPG初の大手OEM顧客になりました。この契約は、ブロードバンドFTTHシステム用の高出力マルチポート増幅器に関するものでした。

 

その後の数年間で、IPGは、評価の高いエンジニアリング企業として、また高度な高出力ファイバーレーザーと増幅器のパイオニアとして広く認められました。IPGは、多様なアプリケーション用の数百もの独自製品を開発、販売し、日本、米国、およびドイツをはじめとする欧州各国の顧客に対して、約500万ドルの年間ランレートを達成しました。ただし、大量生産しない限り、IPGにそれ以上の成長が望めないのは明らかでした。1997年、IPGは、当社初となる大手OEM顧客へのファイバー増幅器の販売を記録しました。この契約は、BellSouthが米国で展開するブロードバンドFTTHシステムの製造元であるReltec Communicationsとの高出力マルチポート増幅器に関するものでした。

 

Reltecとの契約により、IPGは、高品質のOEMサプライヤーの地位に躍進し、最も重要なことに、電気通信分野で活躍するグローバルコンポーネント製造企業へと変貌を遂げました。ReltecおよびBellSouthの需要を満たすため、また米国を拠点とする顧客数の増加に対応するために、1998年、IPGは、イタリアおよび米国に製造施設を開設しました。

1998年

IPG Photonics Corporationを設立

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IPG Photonics Corporationは、米国マサチューセッツ州オックスフォードを本社として設立されました。オックスフォードの施設は、R&Dおよび生産の拠点となっています。

 

2000年までに、IPGは5,200万ドルの利益を上げる企業へと成長しました。IPGの顧客には、Marconi(Reltec)の他、Alcatel、富士通、Lucent、Siemensの各社が名を連ねています。IPGは、自社株の10%未満と引き換えに投資家のコンソーシアムから1億ドルを調達し、株式公開の準備を進めました。

 

電気通信分野での大成功にとどまらず、IPGは、その他の市場の多様なアプリケーション向けに幅広いファイバーレーザーを開発し、流通させました。この期間に、IPGは、現在の主力技術であるマルチキロワットのダイオード励起ファイバーレーザーを開発するという素晴らしい成果を上げました。

2000年

初の100 Wの回折限界ファイバーレーザー

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IPGは、当社のマルチファイバーサイドカップリング技術を使用した100 Wのシングルモードファイバーレーザーを発売しました。

 

 

Laser Focus World、2002年8月1日

Fiber lasers grow in power(進化するファイバーレーザー)

Valentin GapontsevおよびWilliam Krupke著

  

2000年、IPGの基本的なマルチファイバーサイドカップリング技術を使用した、初の100 Wクラスの回折限界ファイバーレーザーがIPGから発売されました。このレーザーは輝度が高く、溶接、焼結および低出力のろう付けアプリケーションに使用できます。

 

これに対し、従来のDPSSLはダイオードポンプバー(一般的な出力は40 W、各バーが数十のストライプレーザーエミッタで構成される)を使用し、運転寿命は通常5,000~10,000時間です。40 Wバーは単価が比較的高く、バーの平均寿命と考え合わせると、DPSSLの寿命は8,000時間に満たない可能性があります。

 

サイドポンプ型ファイバーレーザーの複数のポンプモジュールをパッケージ化することで、局所的な強度の発熱領域(すべての高出力DPSSLに見られる)を防ぎ、シンプルな対流空冷(DPSSLは水冷)を使用することができます。同様に、高出力ファイバーレーザーでは、レーザー利得媒体(ファイバー)で発生する廃熱が大きな表面積から発散されるため、一般的なDPSSLのように、レーザー媒体を積極的に冷却する必要がありません。また、このファイバーでサポートできるのは基本的な空間モードのみのため、高出力DPSSLとは異なり、ファイバーレーザーのビーム品質がレーザーの出力動作点に左右されません。 

2000~2002年

高出力ファイバーとダイオードレーザーを使用する医療機器を開発

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2000年代初頭に、IRE-PolusとIPG Photonicsは、研究に使用されてきた高出力ダイオードとファイバーレーザーを使った医療機器のプロトタイプをいくつか開発しました。

IRE-Polusは、1.56 μmのファイバーレーザー(2001年にロシア保健省に登録)、1.94 μmおよび0.97 + 1.56 μmの2波長(2004年に登録)に基づく医療機器LSP-"IRE-Polus"を開発しました。  一方、IPG Photonicsは、泌尿器内視鏡学への応用を目的とした1.94 μm(40 Wおよび110 W)の強力な医療機器の研究プロトタイプを開発しました。

N.M. Fried et al:  N.M.Fried, K.E.Murray. High-power Thullium Fiber Laser Ablation of Urinary Tissues at 1.94μm. J. of Endourology, v.19.No1. 2005.pp 25-31.

IPGとIRE-Polusの革新的な研究活動は、医療機器メーカーが完成医療機器への組み込みを目的に購入し、今日の多様な医療用途に使用されている、IPGの卓越したレーザーポートフォリオにつながりました。   

2002年

シングルエミッタポンプダイオードの開発

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入手可能なコンポーネントのコスト、性能および品質に不満を抱いていたIPGは、垂直統合という包括的な戦略に着手しました。

 

 

SPIE Professional、2007年7月

Independent Thinker: Valentin Gapontsev(独自の思想の持ち主:Valentin Gapontsev)

Valentin P. Gapontsev著

 

「2000年末までに、電気通信への設備投資は使い果たされました。電気通信用ハードウェアおよびコンポーネントを製造する大規模および中規模メーカーのほとんどは、事業の70~90%を失い、その他多くのメーカーは閉鎖に追い込まれました。当社の収益も約60%減少し、それでもサプライヤは価格や条件に譲歩することはありませんでした。

 

将来の目処が立たない中、私は、自由と自決の原則に従うことで困難を乗り越えていた頃を思い返しました。同じ市場を土俵とする他社が、資金豊富な企業でさえ投資を凍結し、スタッフの削減に踏み切ったとき、当社は、未来に投資するという重要な決断を下しました。残された資金のほとんどを高度な高出力製品の開発、最新式の大量生産ライン、そして最も重要なことに、当社独自の高出力ポンプダイオードの大量生産施設に投資しました。この施設により、当社は、指定サプライヤへの依存を断ち切り、生産コストを徹底的に削減することができました。

 

この投資を行うことで、当社は事実上、垂直統合がもたらす競争上の利益に当社の命運を賭けたわけです。当社コンポーネントの価格、品質および数量をコントロールできれば、この目標を達成できることがわかっていたからです。

 

当社は、増幅器やレーザーをポンピングするダイオードから、レーザー放射を生成して伝搬するさまざまな特殊光ファイバーや、その他多くのオプティックスおよび光電子コンポーネントまで、すべてを製造しました。垂直統合されたサプライチェーンにより、より高品質のダイオードを、これまでサプライヤに支払っていた金額より最大90%低コストで生産できるという確信がありました。

 

わずか3年後には、大手サプライヤが生産するものより、出力、輝度および信頼性に優れた世界クラスのポンプダイオードを開発しましたが、最大の利益は、製造コストを劇的に削減できたことです。さらに、IPGは、世界最大のポンプレーザーダイオード生産ラインを建設して展開し、競合他社をすべて合わせたよりも多くのダイオードを製造できるようになりました。

 

高品質で低コストのポンプダイオードを利用できるようになったことで、2003年、IPGに新たな機会が切り開かれました。当社は、画期的な新世代の超高出力マルチキロワットファイバーレーザーを市場に投入しました。この製品は、たちまち、従来の結晶および炭素ガスレーザーを置き換え、金属切削および溶接市場区分の競争勢力図をすっかり塗り替えました。それと同時に、当社顧客との緊密な協力を通して、レーザーの新たな大型市場の出現に拍車をかけました。売上は、2002年に2,200万ドルで底を打った後、2006年には1億4,300万ドルを超えるまでに成長しました。」

2002~2003年

kWクラスの産業用ファイバーレーザーの開発

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2002年から2003年のわずか数か月で、IPGは、産業クラスのマルチkWのマルチモードファイバーレーザーを開発しました。

 

 

Laser Focus World、2002年8月1日

 

Fiber lasers grow in power(進化するファイバーレーザー)

Valentin GapontsevおよびWilliam Krupke著

「複数の100 Wクラスのファイバーレーザーを組み合わせることで、より高いファイバー出力へのスケーリングを簡単に達成できます。例えば、100 Wのファイバーレーザー7本の出力ビームを7本のシングルモードファイバーで最長30 m伝送した後、マルチビームコンバイナで結合すると、外径80 μm、広がり角40 mrad未満のビームになります。これは、1.6 mm-mrad(M2が5)をわずかに下回る出力ビームパラメータ積に相当し、700 Wの合計出力によってワークピースで50 MW/cm2を超えるビーム強度を実現できます。通常、同等の出力のDPSSLは、ビームパラメータ積が10 mm-mradを超え、ワークピースでの結果的な強度は1/50になります。700 Wのファイバーレーザーは、サイズ55 × 60 × 95 cm3、重量120 kgです。

IPGでは先日、自動車産業におけるヘビーデューティの金属溶接アプリケーション向けに、2 kWの産業用ファイバーレーザーが開発されました。このレーザーは、700 Wのレーザーで実証されたものと同じマルチモジュール設計アプローチを使用し、コア径200 æmのファイバーで100 mの距離に渡って出力光を伝送します。このユニットの出力ビーム品質は、15 mm-mradで、同様の出力の最新式ランプポンプ型Nd-YAGレーザーより2~4倍優れたビーム品質をファイバー伝送で実現できます。これに続いて2002年末までに、4 kWおよび10 kWの産業用ファイバーレーザーが開発されるものと予測されます。これらのレーザーの性能パラメータを組み合わせることで、ヘビーデューティの金属切削、ろう付け、クラッディング(肉盛り)および溶接アプリケーションの心臓部まで切り込むことができるはずです。」 

2004~2005年

1 kWおよび2 kWのシングルモードイッテルビウムファイバーレーザー

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2004年6月:IPG Photonicsは、12 μmのシングルモードファイバーからの放射による、出力1 kWのシングルモードイッテルビウムファイバーレーザーを発表しました。

 

2005年1月:IPG Photonicsは、19 μmの低モードファイバーからの放射による、出力2 kWのシングルモードイッテルビウムファイバーレーザーを発表しました。

 

このレーザーにより、これまでのあらゆる結果および実証と比較して、記録的な輝度が実現されました。IPG PhotonicsのCEOであるDr. Valentin Gapontsevは、1月24に米国カリフォルニア州サンノゼで開催されたPhotonics Westカンファレンスにおいて、この成果を発表しました。

 

V. Gapontsev、D. Gapontsev、A. Ovtchinnicov、N. Platonov、O. Shkurikhin、V. Fomin、A. Mashkin、M. Abramov、A. Ferin、V. Sergeev、I. Zaitsev、「All-fiber format 2 kW single mode CW Ytterbium fiber laser」、Photonics West 2005、米国サンノゼ、2005年1月22~27日

2004年12月

IPGがドイツのブールバッハにkWクラスレーザー工場を開設

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IPG Laser GmbHは、同社独自のマルチキロワットファイバーレーザーを専門的に製造する工場をドイツのブールバッハに新設しました。

 

 約1,900平方メートルの最新クリーンルーム施設により、IPGの高出力ファイバーレーザーの生産力は大幅に強化され、大量産業生産が可能になりました。

 

CEOのValentin Gapontsevは、「ブールバッハの新工場により、IPGは、毎月30以上のキロワットクラスレーザーを生産できるようになりました。増え続ける受注残も含め、この種のレーザーに対する2005年の複数の注文にも十分対応できるでしょう。現在、2006年の需要を満たすために、マサチューセッツ州に同様の施設を建設中です。この3年間で、IPGは、現在生産されている中でも効率、輝度および信頼性に最も優れていると当社が自負するポンプレーザーダイオードの大量生産工場を含め、独自のファイバー、光ファイバーおよび光電子コンポーネントをすべて自社生産する戦略的な能力を築き上げました」と述べています。

2005年3月

世界最小の25 Wのシングルモードファイバーレーザー

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IPG Photonics Corporationは、1~25 Wの小型連続発振(CW)シングルモードファイバーレーザーの新たな製品ラインを発売しました。

 

このダイオード励起イッテルビウムファイバーレーザーは、コンパクトディスクプレーヤとほぼ同サイズのわずか230 × 146 × 42 mm(ヒートシンクおよびファンを含む)で、微細溶接、曲げ加工、焼結、はんだ付け、エングレービング、マーキングなど、非常にコンパクトで可搬性の高い光源を低コストで必要とするアプリケーションに最適です。

 

YLM-Cシリーズは、IPGが専有する新たな高出力、高効率のポンプダイオードと、さらに進化したマルチクラッドファイバーを使用することにより実現されました。

2005年5月

IPGがピコ秒ファイバーレーザーを発表

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CLEO 2005において、IPGは、波長1,070 nmで動作する、小型で低コストのピコ秒ファイバーレーザープラットフォームを発表しました。

 

新たなシングルモードレーザーラインは、マイクロジュールレベルのエネルギーパルスを伝送でき、微細加工、穴あけ、医療、イメージングおよび科学的アプリケーションに有益なツールです。

YLP-PSシリーズは、イッテルビウムファイバーレーザーライン(1,060~1,080 nm)で、標準構成では、最大出力50 kW、パルス幅5ピコ秒未満で最大平均出力10 Wのシングルモード出力を生成します。光源の汎用的な拡張が可能で、YLP-PSシリーズをフェムト秒、10~100 psで選択可能なパルス幅、定偏波、マイクロジュールレベルのエネルギー、または前例のないスペクトル輝度で550~1,800 nmの幅広い波長域で動作するブロードバンドの「白色光」ピコ秒連続光源に変換できます。

2005年5月

IPGが単一周波数エルビウムファイバーレーザーを発表

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CLEO 2005において、IPGは、波長1,550 nm、線幅5 kHz未満で動作する、単一周波数エルビウムファイバーレーザーの新シリーズを発表しました。

 

新たな単一周波数レーザーは、干渉法、コヒーレントビーム結合、自由空間通信およびセンシングアプリケーションに最適です。

ELR-SFシリーズのエルビウムファイバーレーザーには、出力1~50 Wのランダム偏光モデルと出力1~20 Wの直線偏光モデルがあります。ベンチトップ構成またはラックマウント構成で提供され、ディスプレイモニター、オン/オフキースイッチおよび電源制御を備えた使いやすいフロントパネルインターフェースが搭載されています。RS232およびGPIBインターフェースにより、既存のシステムに簡単に組み込むことができます。IPGは、5 kHzの線幅バージョンの他、線幅100 kHzのELR-SFシリーズも提供しています。

2005年8月

造船産業がファイバーレーザーを採用

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IPG Laser GmbHは、造船製造装置の開発と製造を行うIMG GmbHが、造船産業を対象に7月11日に行われた同社の工場公開において、IPGの10 kWのファイバーレーザーによる6 mおよび12 m長のマイクロシップパネルの溶接を実演したことを発表しました。

 

IMGは、標準溶接ヘッドを使用したハイブリッド溶接プロセスで、10 kWのファイバーレーザーにより、それぞれ7.8 kWおよび10 kWのレーザー出力で、6 mm鋼板については3.2 m/min、10 mm鋼板については1.5 m/minという速さで造船鋼材を溶接できることを示しました。

 

パラメータ積11 mm × mradのレーザービームがコア径200 µmの50 mファイバーで伝送されました。IPGの他のモノリシックソリッドステートレーザーと同様に、YLR-10000は、生産条件下での堅牢性と信頼性に優れています。ドイツの造船の主要中心地ロストックに拠点を置くIMGは、今後、産業造船所を運営する顧客による、より高出力のファイバーレーザーを使用したプロセス開発を支援していきます。また、完全なパネル溶接装置の生産において5~15 mmの造船鋼材のハイブリッド高速溶接に10 kWのファイバーレーザーを使用することを予定しています。

2006年6月

IPGがDLRダイオードレーザープラットフォームを発売

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IPGは、極めて信頼性の高い超高効率、低コストの新たなDLRプラットフォームにより、ダイオードレーザーの基準を引き上げました。

 

IPGは、スペクトル域900~1,000 nmで動作し、マルチモードファイバーにより1 kWを超える光出力を伝送可能なDLRレーザーを発売しました。この高度なダイレクトダイオードレーザーラインは、このクラスのシステムに新たなレベルの性能、信頼性およびコスト基準を打ち立て、材料加工の多様なアプリケーションの可能性を新たに切り開きます。

DLRシリーズは、IPGが18か月前に大量生産を開始した新たな超高輝度ダイオードモジュールに採用されている最先端のファイバー結合に基づいています。各ダイオードモジュールは、2005年に100 μm径のファイバーコアと0.13未満の開口数で最大20 Wの出力を達成しています。

2006年6月

Ernst & Young Entrepreneur of the Year 2006 Awardを受賞

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ファイバーレーザー企業のリーダーが工業製品およびサービス部門賞の受賞者に選ばれました。

 

創設者であり会長兼最高経営責任者を務めるDr. Valentin P. Gapontsevが、ニューイングランドにおいてErnst & Young's Entrepreneur of the Year Award工業製品およびサービス部門賞を受賞しました。Dr. Gapontsevは独立審査団によって選ばれ、2006年6月15日にボストンパークプラザホテルで開催されたErnst & Young Entrepreneur Of The Year 20周年記念イベントで同賞が授与されました。

2006年6月

初の商用3 kWシングルモードファイバーレーザー

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V. Fomin、A. Mashkin、M. Abramov、A. Ferin、V. Gapontsevによる「“3 kW Yb fibre lasers with a single-mode output」”が、2006年6月26~28日にロシアのサンクトペテルブルクで開催された第3回International Symposium on High-Power Fiber Lasers and Their Applicationsで発表されました。

 

2007年6月19日:IPG Photonics Corporation(NASDAQ:IPGP)の子会社であるIPG Laser GmbHは、本日、世界初の商用3 kW連続発振イッテルビウムシングルモードファイバーレーザーを発売したことを発表しました。IPGのマルチキロワットのシングルモードファイバーレーザーファミリーは、市販製品最高の出力を誇り、深溶け込み溶接、リモート溶接および切削、パーカッション穴あけおよび燃料電池溶接用に設計されています。

 

新たなファイバーレーザーは、深溶け込み溶接において、高価なEビーム技術に代わる初の低コスト技術となります。また、Eビーム溶接とは異なり、より高出力の新たなシングルモードファイバーレーザーには、真空状態での操作が必要ありません。さらに、キロワット出力レベルの優れたビーム品質を備えているため、燃料電池溶接や指向性エネルギープログラムにも適しています。IPGの新たなレーザーは、厚板の切断および溶接やパーカッション穴あけの他、自動車産業で使用される高強度金属への使用など、工業における幅広い作業にも最適です。

2006年8月

ミシガン州ノバイに営業およびアプリケーションオフィスを開設

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IPGは、米国中西部の既存顧客および潜在顧客の支援強化を目指し、米国ミシガン州ノバイに新施設を開設しました。

 

IPG Photonicsは、ファイバーレーザーの高品質のビーム、省消費電力、低メンテナンスコスト、省スペースといった特長を持つ、製造業者およびインテグレーターにとって魅力的な産業用ファイバーレーザーを幅広く提供しています。

2006年12月

IPGが新規株式公開を発表

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IPG Photonics Corporationは、普通株900万株の新規株式公開価格が1株16.50ドルに決定したことを発表しました。

 

 

SPIE Professional、2007年7月

Independent Thinker: Valentin Gapontsev(独自の思想の持ち主:Valentin Gapontsev)

Valentin P. Gapontsev著

 

「IPG Photonicsは、2006年末に株式を公開しました。自社の命運を自らの手で切り開く企業として、株式公開で一歩前進するという決断は、当社にとって容易なものではありませんでした。一方、2006年までに、IPOの潜在的利点は無視できないものになっていました。

 

市場からの報告は、株式公開会社が享受する財務的透明性とより広い認知を顧客に提供しない限り、当社のさらなる進出は難しいことを示していました。株式公開は、当社の古くからの投資者に当然の流動性を与える最も妥当な手段でもありました。

 

公開会社となったことで多少の変化はありましたが、この会社が15年以上前にモスクワの小さな研究所で私自身が設立した企業であり、科学的発見と技術革新に打ち込む企業であり、当社が尊ぶ自由を守るために危険をいとわない企業であることに変わりはありません。」 

2007年4月

IPGが中国北京にオフィスを開設

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IPG Photonics Corporationは、当社のファイバーレーザーとファイバー増幅器の地域サポートおよびサービスを提供するために、北京にオフィスを新設しました。オフィススタッフには、IPGの中国販売業者HM Laserの訓練を積んだ約30名の営業、サポート、アプリケーション、技術および管理担当者が含まれます。

IPG Photonicsの最高経営責任者であるDr. Valentin Gapontsevは、「北京でのオフィス開設は、中国地域に対するIPGの取り組みの現れであり、これにより、迅速かつ直接的な技術サポートを提供できるようになります。発展が進む中国市場では事業活動が活発化しており、当社が継続的に成功を収めるためには、地域チームを持つことが必要です。今後、IPG中国は、地域の市場ニーズに応え、将来的な地域の成長を支えていくことになります。アジア地域の3つの既存オフィスとともに、この地域にしっかりした足場を築くことができました」と述べています。

2008年1月

IPGが最高の輝度と出力を誇るレーザーダイオード製品ラインを携えて、商業ダイオード市場に参入

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IPGは、印刷、医療、歯科、工業および電気通信アプリケーション用の小型の20 WファイバーカップリングレーザーダイオードをOEMに提供しています。

 

IPG Photonicsは、最高の出力と輝度を誇るファイバーカップリングレーザーダイオードを商業ベースで、多様な産業のOEM顧客に販売することを発表しました。IPGのレーザーダイオードは、IPGの大量生産能力と業界最高レベルの品質管理を活かし、小型でありながら極めて信頼性の高い20 W超の出力を実現しており、OEMはワット当たりのコストを削減しながら、装置寿命を伸ばすことができます。

2009年1月

画期的なグリーンファイバーレーザーの新たな2つの製品ライン

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ファイバーレーザーのトップ企業が、新たなパルスレーザーとCWグリーンレーザーで、さらに多くの市場とアプリケーションに参入

 

IPG Photonicsは、緑色スペクトル域の新たなファイバーレーザーファミリーを開発し、新たな市場とアプリケーションへの参入準備が整ったことを発表しました。出力波長532 nmの新たな10 Wのパルスグリーンファイバーレーザーおよび15 Wの連続発振(CW)グリーンファイバーレーザーは、他社グリーンレーザーよりも低価格なことで知られるIPGのファイバーレーザーの優れたシングルモードビーム品質と使いやすさ、高い信頼性を継承しています。

2009年2月

シリコンバレーにアプリケーションラボを開設

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IPGは、約750平方メートルのレーザー微細加工アプリケーション施設を新設し、米国西海岸地域の顧客サポートを強化します。

 

シリコンバレー技術センター(SVTC)では、光電池および医療機器産業向けのレーザー微細加工技術の発展に向けて重点的に取り組みます。

 

シリコンバレーアプリケーションラボは、米国、ドイツ、イタリア、ロシア、日本、韓国、中国を含む世界各地のIPGアプリケーション施設との調整を担います。

2009年6月

世界初の10 kWのシングルモードファイバーレーザー

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IPG Photonicsは、加工用レーザーとして世界初となる、新たな10 kWのシングルモードファイバーレーザーの試験に成功したことを発表しました。

 

このIPG独自のレーザーは、シングルファイバーで9.6 kWのシングルモード出力を生成し、全効率は23%を超えます。

 

世界最高輝度の商用ソリッドステートレーザーにより、リモート切削および溶接を含む複数のアプリケーションが可能になります。

2009年7月

100 Wの高輝度ファイバーカップリングレーザーダイオード

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IPG Photonicsは、最も強力な高輝度のシングルエミッタベースのレーザーダイオードである100 Wのファイバーカップリングレーザーダイオードの提供を開始したことを発表しました。

 

IPG Photonics Corporationのコンポーネント部門バイスプレジデントであるDr. Alex Ovtchinnikovは、「新たなレーザーダイオードでは、コア径105 µm、開口数0.12未満のファイバーから最大100 Wの出力が得られます」と述べています。

 

「このレーザーダイオードは、IPGの長寿命の90 µmワイドシングルエミッタチップと当社専有のマイクロオプティックスを使用して組み立てられています。伝熱による受動冷却での非飽和動作モードにより、電力変換効率は50%を超え、市販されている類似デバイスより1桁小さいパッケージサイズを実現しています。また、ワット当たりのコストが最小であることからも、新たなPLD-100シリーズの性能は、市販のあらゆるファイバーカップリングレーザーダイオードをはるかに上回っています。」

 

これらのレーザーダイオードの放射と組み合わせることで、適度な細径の狭線幅発振ファイバーから、最大数キロワットを出力する高出力ダイオードレーザーモジュールや完全なシステムを製造できるようになります。また、このようなデバイスにより、プラスチックおよび金属溶接、ろう付け、クラッディング(肉盛り)、医療など多くのアプリケーションに向けた新たな機会がもたらされ、超高出力ファイバーおよびディスクレーザーのポンピングスキームが簡略化されます。

2009年11月

Dr. Valentin Gapontsev博士がArthur L. Schawlow賞を受賞

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Dr. Gapontsev博士が「ファイバーレーザー産業の父」として認められ、名誉あるレーザー科学・エンジニアリング賞を受賞

 

高出力ファイバーレーザーおよび増幅器の世界リーダーであるIPG Photonics Corporationは、創設者であり最高経営責任者を務めるValentin GapontsevがLaser Institute of America(LIA)の2009年Arthur L. Schawlow賞を受賞したことを発表しました。Schawlow賞は、LIAにより1982年に創設され、科学、産業、教育または医療分野へのレーザーの応用に顕著な貢献を果たした個人に贈られます。同賞は、レーザー分光法の開発における功績により、1981年にノーベル物理学賞を受賞したArthur L. Schawlow教授の名前にちなんで付けられ、いまやLIAの最高峰の賞となっています。

2010年1月

IPG PhotonicsがPhotonics Innovationsを買収

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IPG Photonics CorporationがPhotonics Innovations, Inc.の買収により、新たな中赤外レーザー市場に参入

 

IPG Photonicsは、米国アラバマ州バーミングハムを拠点に科学、生物医学、技術およびアイセーフな測距アプリケーション向けの能動および受動レーザー材料と波長可変レーザーを製造する株式非公開企業Photonics Innovations, Inc.(PII)を買収しました。この買収を通じ、IPGは、提供製品を中赤外(約2~5ミクロン)にまで拡張できるようになります。PIIは、新たな光学およびレーザー材料の製作、ソリッドステートおよび波長可変レーザーの設計、光学およびセンシングシステムの開発などを得意としています。

 

PIIは、専有の特許取得済み光学材料、レーザーおよび分光技術を、試薬および物質の高速センシング、同定および定量に使用される最先端の光センシング機器の開発と製品化に応用することを目的に、アラバマ大学バーミングハム校(UAB)の研究者により設立されました。能動および受動レーザー材料と波長可変レーザーの他、科学、センシング、医療および防衛関連アプリケーション用の低コストで信頼性の高い中赤外マイクロチップや、外部空洞の幅広い調整が可能な光源を開発しています。また、試薬および物質を高速センシング、同定および定量する最先端の統合型中赤外光センシング機器を製造しています。

 

IPG Photonicsの会長兼CEOであるDr. Valentin Gapontsevは、「Photonics Innovationsの買収を通じ、当社は、中赤外スペクトル域というエキサイティングな新興市場に向けたIPG製品ポートフォリオの拡充を図ります。当社の最先端のファイバーレーザー技術とPIIが専有する遷移金属添加ZnSおよびZnSe系結晶レーザー材料を組み合わせることで、多様なアプリケーションに向けた2~5 μm域の完璧なハイブリッドレーザー光源を新たに構築する絶好の機会が切り開かれました。両社は、相補的な専門知識と技術革新への熱意を持っています。両社に共通する企業精神あふれる社風が融合し、ファイバーレーザーのトップ企業としての地位が一層揺るぎないものになることを楽しみにしています」と述べています。

 

Photonics Innovations, Inc.代表取締役のDr. Sergey Mirovは、「IPG Photonicsの一員になることを喜ばしく思います。この合併により、生物医学、センシング、機器、高度システムおよび材料加工における多数の新たなアプリケーションに取り組むためのリソースと能力が大幅に強化されました。当社にとってIPGは、戦略的に無理なく調和し、これが両社の顧客に利益を生むものと確信しています」と述べています。

2010年4月

IPGがCosytronicを買収

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IPGが自動溶接ターンキーソリューションに重点を置く接合技術の専門企業Cosytronic KGを買収

 

IPG Photonicsは、ドイツを拠点とする株式非公開企業Cosytronic KG(COSY)を買収しました。COSYは、自動溶接ターンキーソリューションのエンジニアリングのノウハウに重点を置く接合技術の専門企業であり、多くの材料加工末端市場に向けた最新の結合手法と革新的な溶接ツールの開発、エンジニアリングおよび応用などを得意としています。この買収を通じ、IPGは、特に自動車およびシートメタル生産におけるアプリケーションをターゲットに、IPGのファイバーレーザーとシームレスに統合する溶接ツールにまで提供製品を拡張できるようになります。

 

IPG Photonicsの会長兼CEOであるDr. Valentin Gapontsevは、「Cosytronicの買収を通じ、当社は、ファイバーレーザーを使用したIPGのレーザー溶接ツール製品ポートフォリオの拡充を図ります。これは当社にとって有望な相補的市場です。当社の最先端のファイバーレーザー技術とCOSYの実績ある革新的なレーザー溶接技術を組み合わせることで、多様な自動車、シートメタル生産およびその他の材料アプリケーションに向けた、堅牢な統合型ロボティックソリューションを構築する絶好の機会が切り開かれました。両社は、相補的な専門技術と市場からの確固たる評価、技術革新への熱意を持っています。両社に共通する企業精神あふれる社風が融合し、ファイバーレーザーおよびソリューションのトップ企業としての地位が一層揺るぎないものになることを楽しみにしています」と述べています。

 

Cosytronic KGの創設者であり社長を務めるHeribert Heinz氏は、「IPG Photonicsの一員になることを喜ばしく思います。両社の合併により、より幅広い顧客と新たなアプリケーションに取り組むためのリソースが大幅に増え、ツールとレーザーをより強力に技術統合する能力が強化されました。当社にとってIPGは、戦略的に無理なく調和し、これが両社の顧客に利益を生むものと確信しています」と述べています。

 

COSYが提供する最新の商用製品は、ファイバーを使用した、レーザー溶接アプリケーション用のLaser-Seam-Stepperです。レーザー溶接は、車体工場およびシートメタル部品の生産に応用でき、従来の抵抗スポット溶接法にはない、次の利点をもたらします。

 

  • 加工速度の向上と生産サイクルタイムの短縮

  • ねじり剛性を高めるより長いシームによるコンポーネント強度の向上

  • 現代の抵抗溶接システムと同等の総所有コスト

  • 柔軟な溶接ヘッドと加工材料取り扱い能力の向上

  • 密閉蓄電池を必要としない、レーザー安全要件への継続的な取り組み
2011年1月

IPGのYLR-150/1500-QCWが2010 Prism Awardを受賞

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フォトニック製品の技術革新が認められ、IPG Photonicsが2010 Prism Award工業用レーザー部門賞を受賞しました。

 

IPG Photonicsの疑似連続発振(QCW)YLR-150/1500-QCWパルスファイバーレーザーが、老朽化する非効率なフラッシュランプポンプ型ソリッドステートレーザーを、大幅に小型で寿命の長いダイオードポンプ型デバイスに置き換える手段として認められました。

 

このレーザーは、CWモードまたは長パルスQCWモードでの動作が可能で、パルス幅は10 μs~50 ms、パルス繰り返し率は最大50 kHzです。長パルスモードでは、最大15ジュールのパルス当たりのエネルギーを提供し、シングルモードファイバーによる最大出力は1.5 kWです。このレーザーは、シングルモードのビーム品質と高いパルスエネルギーを併せ持ち、多様な材料の微細加工アプリケーションに最適です。

 

IPGのQCWレーザーは、2009年に発売されました。シングルモードおよびマルチモードのビーム品質を兼ね備え、最大出力範囲は1~20 kWです。レーザーパルスをアナログ制御で変調し、任意の特定アプリケーション用に最適なパルスの時間波形やパルス列を達成することができます。レーザーは、OEM YLMモジュール、使いやすいYLRラックマウント型ユニットおよびYLS kWクラスのシステムとしてパッケージ化されています。

2011年6月

2010 Russian Federation National Award科学技術部門賞を受賞

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2011年6月9日

 

一連の革新的な設計と、ファイバーレーザー、光ファイバーバックボーンおよびローカル接続システムの高品質な生産の確立が認められ、2010 Russian Federation National Award科学技術部門賞がValentin Gapontsevに授与されました。

 

Valentin Gapontsevは、1939年2月23日にモスクワで誕生しました。Dr. Gapontsev博士は、物理科学および数理科学の博士号を保有し、モスクワ物理工科大学で学科長を務めています。また、IRE-Polus研究技術アライアンスの会長、国際的な研究技術企業IPG Photonicsの取締役会会長および社長も兼任しています。

 

Dr. Gapontsev博士は、レーザー物理およびレーザー技術、光ファイバーおよび光電子技術分野の一流専門家であり、ロシア、ドイツおよび米国で、高性能ファイバーレーザーを開発、生産するIPG Photonics研究生産アソシエーションの創立者です。

 

約20年前にロシアのIRE Polus研究技術アソシエーションで始まったDr. Gapontsev博士の取り組みは、まったく新たな技術プラットフォームを基盤とする光量子発生器を作成するという同氏のアイデアに基づいています。

 

Dr. Gapontsev博士の功績には、レーザー技術科学および教育センターにおける社会教育活動が含まれ、そこでレーザー物理学分野のロシアの若き科学者および専門家の訓練にあたりました。

2012年3月

ポリマー溶接のための500 Wの1.57 μm光源

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欧州プロジェクトPOLYBRIGHTのために開発されたポリマー溶接用の波長を持つ高出力ファイバーレーザー光源

 

1ミクロンに対して透過性のある多くのポリマーは、より長い赤外線域の波長で高い吸光を示します。ただし、最近まで、これらの波長で放射する市販のレーザー光源はありませんでした。ポリマー溶接の限界を広げるために、ドイツのブールバッハに拠点を置くレーザー生産企業IPG Laser GmbHは、このようなレーザー光源を開発し、同社の光出力を拡張しました。このプロジェクトの2年後、500 Wの光出力を持つ新たなレーザー光源が開発されました。それが、1,567 nmで放射するエルビウムマルチモードファイバーレーザー(ELS-500)です。

2012年9月

IPG PhotonicsがJPSA Laserを買収

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IPGは、レーザー微細加工システムの世界的サプライヤJPSAの買収により、微細加工市場向けの統合型レーザーシステム製品を拡充します。

 

この買収を通じ、IPGは、ガラス、半導体、セラミックを含む非金属の微細加工、精密加工および穴あけ用の統合型レーザーシステムの提供製品を拡充できるようになります。JPSAのシステムは、半導体、マイクロ流体、LED、薄膜ソーラーパネル、微小電気機械(MEM)システム、生物医学技術および産業オートメーションアプリケーションにおいて、高度なレーザー微細加工、精密加工、スクライビングおよびレーザリフトオフを実行します。

 

IPG Photonicsの最高経営責任者であるDr. Valentin Gapontsevは、「この買収により、レーザーを使用した当社のカスタムシステム製品の幅が広がり、販売に大きな相乗効果がもたらされます。JPSAの特殊レーザーシステムと、IPGが開発中のUVおよび短パルスファイバーレーザーを組み合わせることで、8億ドルの微細加工市場へさらに深く進出できるようになるはずです。同時に、IPGの広範な販売およびサービス網を通して、JPSA製品の世界的展開を促進する機会に投資することを計画しています。また、経験豊かなJPSAチームの持つ開発の専門知識が、他の微細加工アプリケーションにおける当社の能力にプラス効果を生むものと期待しています」と述べています。

2013年3月

IPGがMobius Photonicsを買収

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IPG Photonicsは、UVレーザー市場への参入促進とIPGの開発チームの深化を目指し、Mobius Photonicsを買収しました。

 

 Mobiusは、微細加工、ウェハーのダイシングおよびスクライビング、マイクロビア加工のための高出力UVパルスファイバーレーザーを提供しています。

 

IPG Photonicsの最高経営責任者であるDr. Valentin Gapontsevは、「Mobius Photonicsの買収により、当社は、UVファイバーレーザーにおける現在の開発活動を強化し、UVレーザー市場への進出を促進できるでしょう。これが、今後何年にも渡り、IPGの売上の大きな推進力になるものと考えています。Mobiusには、UVレーザーに関する深い専門知識、強力な特許ポートフォリオおよび専有技術があります。市場は、コスト効率、信頼性および安定性の高いUVレーザーを待ち望んできました。この買収を通じ、Mobiusが持つUVレーザーの専門知識および経験と、IPGが専有する低コストのファイバー、ポンプダイオードおよびコンポーネント技術を組み合わせ、微細加工市場での存在感を効果的に築くことができるものと確信しています」と述べています。

 

Mobiusの共同創立者であり会長を務めるDr. Robert Byerは、「このたび両社が協力することになり、Mobiusは、IPGの業界最高レベルのファイバーレーザー技術を活用して、当社のUV技術を発展させ、お客様に低コストで高度なUVファイバーレーザーを提供できるようになります。当社の有能なチームの業績を誇りに思い、今回の合併により生まれる多くの機会に期待しています」と述べています。

2013年3月

初の商用100 kWファイバーレーザー

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E. Shcherbakov、V. Fomin、A. Abramov、A. Ferin、D. MochalovおよびValentin P. Gapontsev、「Industrial Grade 100 kW Power CW Fiber Laser」、Advanced Solid State Lasers 2013での発表、フランス、パリ、2013年10月27日~11月1日

 

IPGは、厚さ300 mmの金属部品を溶接するための初の商用100 kWレーザーをNADEXレーザR&Dセンター(日本、名古屋市)に納品しました。

 

 

Laser Focus World、2013年12月6日

MATERIALS PROCESSING: 100 kW fiber laser, power meter serve industry(材料加工:100 kWファイバーレーザー、パワーメーター産業)

この産業クラスの1,070.5 nm放射レーザーは、寸法わずか1.86 × 3.6 × 0.8 m、重量3,600 kgで、既成ハードウェアを使用した、レーザーベースの堅牢な製造環境を開発する取り組みの一環として使用されています。

 

このレーザーは、造船(可搬切削および溶接)、屋外での大型製品のリモート溶接および切削、現地での超硬質の岩盤やコンクリートの切断および穴あけ、原子力発電所用のコンポーネントの建設、その他の重工業分野の深溶け込み溶接および切削など、ヘビーデューティアプリケーション用に開発されました。

 

レーザーの出力は、長さ10 m、直径300 μmのフィーディングファイバーに送られます。レーザーの出力をリモート伝送するため、この出力をさらに長さ50 m、直径500 μmのプロセスファイバーにカップリングすることができます。完全なシステムは、プロセスファイバーの出力側光での出力が101.3 kW、消費電力が286 kWで、35.4%という優れた電力変換効率を備えています。

 

レーザーは、それぞれ光出力1.4 kW、ビーム品質(M2)1.05の90個のレーザーモジュールで構成されています。6個の統合型ファイバーtoファイバー、19 x 1コンバイナにより最初のビーム結合段階が構成され、第2段階には1つのファイバーtoファイバー、7 x 1コンバイナが含まれます。フィーディングファイバーから放射されるビームのビームパラメータ積(BPP)の測定値は、16 mm*mrad未満で、プロセス(リモート伝送)ファイバーから放射されるビームのBPPは、25 mm*mradです。

 

このレーザーの光出力の変動は、30分間で2乗平均平方根(RMS)0.2%未満だと、Markevitchは言います。また、最高出力でも、出力スペクトルに非線形効果は検出されません。レーザーは40 μsでオン、25 μsでオフになり、最大5 kHzのレートでデジタル変調またはアナログ変調できます。システム全体の輸送も容易です。

2013年

IPG Photonicsがオックスフォードの施設を拡大

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急成長するファイバーレーザーの需要を満たすため、IPG Photonicsは、オックスフォード本社を拡張し、生産施設を新設しました。新ビルにより、パッケージダイオード、高出力レーザーモジュール、グリーンおよびUVレーザーの生産能力が向上しました。

2014年2月

IPG Photonicsが新たなレーザーポートフォリオを発売

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IPGの比類のないファイバーレーザーの経験に基づく新たなレーザーポートフォリオが顧客への価値を高め、利用可能なアプリケーションを拡張

 

 ファイバーレーザーの世界リーダーであるIPG Photonics Corporationは、Photonics West 2014において、次を含む新製品の幅広いポートフォリオを発表しました。

1)45%*を超える記録的な電力変換効率と、標準的な運転時間および条件下で、5年を超えるサービス介入間の推定運転時間を実現する、kWクラスのイッテルビウムファイバーレーザーの新たなECOファミリー

*YLS-ECO WPEは、2016年に50%を達成

2)パルス当たりのエネルギーが最大100 mJ、平均出力が最大5 kWのナノ秒ファイバーレーザーの新たなMEGA Pulseライン

3)CWおよびQCWモードでの平均出力が最大500 W、電力変換効率が15%を超える、強力なシングルモードグリーンファイバーレーザーの独自のファミリー

4)緑色から赤色まで波長を選択可能な幅広い高出力可視ファイバーレーザー

5)パルスまたはCWモードで動作する、効率およびコスト効率に優れた355 nmおよび266 nmの工業グレードのUVファイバーレーザー

6)さまざまな波長で高いパルス当たりのエネルギーと平均出力を実現する、産業用のピコ秒およびフェムト秒ファイバーレーザーの新ファミリー

7)Cr:ZnS多結晶元素に基づくスペクトル範囲2,400~2,500 nmの初の実用フェムト秒レーザー光源など、MIRスペクトル範囲2 µmから最大4.5 µmの、幅広いバージョンのパルス純ファイバーレーザーとファイバーおよび結晶のハイブリッドレーザー

 

IPG PhotonicsのCEOであるDr. Valentin Gapontsevは、「2014年に向け、新たなレーザーの素晴らしいポートフォリオを発表でき、うれしく思います。これらのレーザーは、近赤外、中赤外、可視および紫外線波長を含む幅広い光スペクトル区間をカバーしています。本日は、お客様に多数のソリューションを提供する製品群を披露しますが、そのすべてが業界最高レベルの製品性能、信頼性、投資コストおよび所有コストを備えています。当社の幅広いレーザーのラインナップにより、半導体、LED、ソーラー、ディスプレイ、薄膜加工、エンターテイメント、3D映画、3Dプリンティング、その他多くの刺激的なアプリケーションなど、IPGレーザーの提供市場を広げ、新規および既存のお客様に大きな利益をもたらすことができます」と述べています。

2015年2月

IPG PhotonicsのGLPN-500-Rが2015 Prism Awardを受賞

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フォトニック製品の技術革新が認められ、IPG Photonicsが2015 Prism Award工業用レーザー部門賞を受賞しました。

 

高出力、優れた電力変換効率、低コストというファイバーレーザー技術の利点を可視スペクトルでも実現する、IPG Photonicsの500 Wの疑似連続発振グリーンシングルモードファイバーレーザーGLPN-500-Rが高く評価されました。この製品は、工業グレードの信頼性と優れた出力ビーム品質、銅の溶接から太陽電池の製造まで幅広い工業生産アプリケーションにファイバーを提供できる高い柔軟性を備えています。

2016年1月

IPGがシリコンバレー技術センターを拡張

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IPGは、約1,200平方メートルのレーザー加工アプリケーション施設を改修し、米国西海岸地域の顧客サポートを強化します。IPGの主力製品である多軸システムとIPGの幅広いレーザー提供製品に対応するため、シリコンバレー技術センター(SVTC)のアプリケーションラボのスペースが3倍に拡張されました。この施設には、SVTCの顧客および世界各地の他のIPGアプリケーションラボにサポートを提供する、表面分析のための金属組織学ラボも設置されています。

2016年2月

IPGが照明用RGBレーザー光源を発売

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レーザー照明によるデジタル投影は、デジタル映画産業の未来です。驚異的な色純度、高輝度および長寿命を持つレーザーは、最適な照明技術となっています。高性能ファイバーレーザーのトップメーカーであるIPG Photonicsは、レーザーの利点を可視光スペクトルにまで拡張する最先端技術を開発しました。

RGB-3P/6P Laser Luminaireは、最新式の映画館やテーマパークなどの娯楽市場向けに設計された、初のIPG製品です。6PファイバーLaser Luminaireシステムのレーザー線幅は、スペックルを最小限に抑えるように調整されており、卓越した画質を実現します。Laser Luminaireは柔軟なアーキテクチャを備え、6P/3P光出力と組み合わせて20 klmから300 klm超までの拡張が可能です。6P Laser Luminaireの機能と2D/3D画質は、最先端のサードパーティ製4K映写機ヘッドを使用して実証されています。 

2016年3月

IPG Photonicsが米国南東施設を新設

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米国アラバマ州バーミングハムにIPG Photonicsの新施設が建設中です。この施設では、米国南東部の顧客ベースとより緊密な関係を築くため、R&D、製造、販売、サービス、アプリケーションラボなど、中赤外ハイブリッドファイバーレーザーの中心的役割を担います。

2016年4月

IPG Laser GmbHがブールバッハのレーザー工場を拡張

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IPGは、ドイツのブールバッハにあるレーザー工場を拡張しました。床面積約11,000 m²の新ビルにより、中および高出力ファイバーレーザー製品ラインの研究、開発および製造能力が強化されます。この新施設を含め、IPGドイツの総床面積は、約38,000 m²に達します。

2016年5月

IPG PhotonicsがMenara Networksを買収

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IPG Photonics Corporation(NASDAQ:IPGP)は、改良型光伝送モジュールおよびシステムの革新企業であるMenara Networks, Inc.を買収する最終契約を締結したことを発表しました。これにより、IPGは、より多くの統合型通信ソリューションを提供し、現在の電気通信提供製品を拡充できるようになります。Menaraの製品は、北米内の大手ケーブル統括運営会社(MSO)、通信事業者およびデータセンターと、特定の国際ネットワークに導入されています。

2017年2月

IPGが2016年に売上高10億ドルを達成

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IPG Photonicsの最高経営責任者であるDr. Valentin Gapontsevは、「IPGは、上場10周年を迎えた2016年に、さらに記録的な業績を達成し、売上高が初めて10億ドルを超えました。2016年第4四半期については、既にご報告の通り、収益とEPSが当社のガイダンス範囲を上回りました。材料加工における継続的な強さにより、第4四半期には前年比25%増の2億8,010万ドルという記録的な売上を上げました。また、55.5%という堅調な売上総利益率を達成し、希薄化後1株当たり利益は、前年比22%増の1.39ドルを記録するなど、当社経営モデルの増益効果を実証する形となりました」と述べています。

2017年5月

IPG PhotonicsがOptiGrate Corporationを買収

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IPGは、最高品質のチャープ体積ブラッグ格子(VBG)技術のパイオニアでありトップメーカーであるOptiGrate Corporationを買収しました。OptiGrateのVBGベースのコンポーネントにより、マイクロ材料加工や医療などのアプリケーション向けの超高速パルスレーザーで劇的な性能向上、小型化およびコスト削減が実現します。

2017年6月

IPG PhotonicsがInnovative Laser Technologiesを買収

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IPG Photonicsは、高精度レーザーシステムを設計および製造するInnovative Laser Technologies(ILT)を買収しました。これにより、医療機器産業をはじめとする重要なエンドユーザー市場にクラス最高の標準化およびターンキーシステムソリューションを提供するIPGの能力が加速されます。

ILTが設計および製造するレーザーシステムは、主に医療機器産業向けの高価値の重要コンポーネントを生産するために使用されています。同社は、医療機器OEM顧客に、カスタマイズされた機械エンジニアリング、レーザー応用の設計および統合サービス、統合後の全面的なサポートなど、総合的なターンキーソリューションを提供しています。同社のシステムには、医療機器の製造に適した、使いやすい制御ソフトウェア(HMI-2200)が搭載されています。HMI-2200ソフトウェアを使用することで、顧客の製造実行システム(MES)およびそのレーザーソリューション間でデータをシームレスに収集および転送できるようになります。これまでの数年間、IPGは、ILTにとって重要なレーザー光源サプライヤでした。ILTは、品質、柔軟性および革新性が高く評価されており、大手医療機器OEMおよびFortune 500企業が顧客として名を連ねています。

IPG PhotonicsのCEOであるDr. Valentin Gapontsevは、「これまでの数年間に渡り、IPGは、自動車、航空宇宙、鉄道、エネルギー、エレクトロニクス、消費財などの産業のお客様に向け、金属、セラミック、半導体および薄膜の高精度の溶接、切削、マーキング、穴あけ、クラッディング(肉盛り)などの加工用のカスタムおよび標準レーザーシステムを開発し、提供してきました。ILTには、微細溶接および切削アプリケーションの急成長市場の1つである医療機器メーカーに対し、最先端システムを生産してきた確かな実績があります。ILTのオートメーションおよび応用の専門技術とクラス最高の専門ソフトウェアが加わることで、IPGは、医療機器アプリケーションの分野に深く進出し、高精度レーザーソリューションを必要とする医療機器以外の幅広いアプリケーションへの参入を加速できるようになります。また、IPGの最先端のファイバーレーザー、垂直製造、国際的な流通およびサービス能力により、ILTの業界最高レベルのシステムの対応市場を拡大できるものと考えています」と述べています。

2017年12月

IPG PhotonicsがLaser Depth Dynamicsを買収

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IPG Photonics Corporationは、レーザー溶接アプリケーション向けのインプロセス品質監視および制御ソリューションの革新的プロバイダであるLaser Depth Dynamics(LDD)を買収しました。

 

LDDが専有するインラインコヒーレントイメージング(ICI)技術は、溶接ヘッドに近赤外測定ビームを追加することにより、溶接溶け込み深さを高精度でリアルタイムに直接測定できるようにする、初の産業用ソリューションです。ICI技術は、現在広く使用されている破壊的セクショニングなどの間接的な測定法よりも、精度、スピードおよびコストパフォーマンスに優れています。また、LDDのソリューションは、シームトラッキング、高さ追従、3Dボリュームイメージングなどの高度な監視機能を1つのツールでサポートしています。LDDの主力製品であるイメージングシステムは、比類のないプロセス一貫性を実現するIPGの画期的なウォブル溶接ヘッドや深溶け込み溶接用の超高出力溶接ヘッドなど、主要な溶接ヘッド技術に組み込むことができます。


IPGの北米オペレーションズ部門シニアバイスプレジデントであるFelix Stukalinは、「LDDの溶接監視システムとアクセサリにより、IPGの業界最高レベルのビーム伝送製品およびレーザー溶接ソリューションのポートフォリオが大幅に改善されます。溶接品質をリアルタイムに監視し、プロセス一貫性を確保するLDDの機能は、自動化生産環境においてますます重要性が高まっています。当社は、この技術をIPGの幅広い溶接ソリューションのポートフォリオと組み合わせることで、自動車、医療、消費財および航空宇宙産業へのレーザー溶接の導入が促進されるものと確信しています」と述べています。

Financial Highlights

Geographical Markets

 

 

IPG is a global company with manufacturing facilities in the U.S., Germany, Russia and Italy, and regional sales offices in China, Japan, Korea, Taiwan, Singapore, Thailand, India, Turkey, France, Spain, Poland, Czech Republic, United Kingdom, Brazil and Mexico.

 

IPG will continue to expand global reach to attract new customers.

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Financial Highlights

End Markets and Applications

IPG principal end market is in materials processing applications in general manufacturing, consumer electronics and appliances, automotive, aerospace, heavy industry & transport, and energy sector. We are expanding our available market in micro-processing applications for aerospace, medical device manufacturing, semiconductors, LED, solar, thin-film processing, circuit boards and flat panel display. Other growth opportunities include additive manufacturing, entertainment and projection and medical instrument integration markets.

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Financial Highlights

Net Sales Annual Growth

 

  • With 40% revenue growth, 2017 has been another year of success for IPG Photonics.
  • The net sales compound annual growth from 2009 to 2017 is 29%.
  • IPG is the largest laser company by market capitalization, the second largest maker of laser sources (measured by total sales) and is member of S&P 500 INDEX.
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Financial Highlights

High Power Laser Sales

 

High power laser sales continue to grow at a fast rate.

 

The sales of high power lasers increased 50% in 2017 and 12.9 times since 2009.

 

IPG offers the highest power fiber lasers on the market that also have the industry leading brightness, wall plug efficiency and reliability.

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Financial Highlights

Operating Income

 

 

Our operating income increased 51% in 2017 and 60.5 times since 2009. 

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Financial Highlights

Gross Margin

 

 

Gross margins grew to 56.6% in 2017 as a result of our ability to reduce production costs even as we brought on line substantial new plant and equipment.

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Financial Highlights

Diluted Earnings Per Share

 

 

The Company computes net income per share in accordance with ASC 260-Earnings Per Share 

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IPGの技術

ファイバーレーザー技術は、レーザー製造に革命的な影響を与えました。

ファイバーレーザーによる変化

ファイバーレーザー技術のめざましい発展と、レーザーを用いた製造に与えた革命的な影響は、真空管からトランジスタへの移行など、広く知られる技術的大変革をもたらしました。わかりやすく例えるなら、従来のレーザーは、大型で効率が悪く壊れやすいうえに、組み立てが複雑で頻繁に点検や修理が必要とされます。これに対し、ファイバーレーザーは、小型で効率が良く堅牢で、点検や修理をしなくてもアプリケーションの製品寿命が確保されます。

ファイバーレーザーのシンプルさと洗練性が、コンパクトさ、堅牢性、効率性やコスト効率の高さににつながっています。

正真正銘の産業用レーザー

産業用レーザーが誕生から50年で成し遂げた驚異的な進化は、一般的なエネルギー源を有向性の高いビームに変換するレーザー自体の能力によるものです。この機能を生かして、すべてのレーザーは、エネルギー源、そのエネルギーをレーザー空洞にカップリングする手段、および結果として生じたレーザービームをワークピースに伝送する手段で構成されています。ファイバーには、このアーキテクチャの各段階において、明らかな技術的利点があります。

エネルギー源:従来のレーザーは、ランプ、RFプラズマ、さらに化学反応まで、さまざまなエネルギー源を使用します。これらのエネルギー源には、エネルギー変換効率が悪いこと、点検や修理が頻繁に必要なこと、環境上好ましくない消耗品であることなど、共通の欠点があります。一方、ファイバーレーザーは、電気を効率よく光に変換する長寿命の半導体ダイオードレーザーを使用するため、点検や修理、消耗品が不要です。

エネルギーカップリング:従来のレーザーの光空洞では、空気やガスが充填された大空間内で入力エネルギーが変換されます。ガスレーザーが非効率であること、または空洞内に大量の光学素子を挿入する必要があることから、大型の空洞が必要になります。一方、ファイバーレーザーでは、髪の毛ほどの太さのファイバー内で、半導体ダイオードエネルギーが有用なレーザービームに変換されるため、驚くほどコンパクトです。

レーザービームの伝送:従来のレーザーは、レーザービームを抽出してワークピースに伝送するために複雑なオプティックスを使用します。たとえば、新種の化学物質や有害な化学物質をレーザー内に隔離するために密閉窓が必要になることがあります。また、多くの場合、レーザー出力を対象物に偏光させるために、外部ステアリングオプティックスを必要とします。これに対し、柔軟な光ファイバーには、洗練された理想的なビーム伝送システムが組み込まれています。

正真正銘の産業用レーザー:重要なファイバーレーザー要素である半導体ダイオードと光ファイバーは、どちらも優れたプロセス制御と再現性により大量生産に向いており、光ファイバーの融着接続がファイバーレーザーの主な組み立てステップになります。従来のレーザーに特有のかさばった密閉構造のレーザー空洞、高精度の光学アライメントおよび光学面に求められる超平坦性と比べると、ファイバーレーザーのシンプルさと洗練性が、コンパクトさ、堅牢性、効率性とコスト効率の高さを実現し、市場でのニーズの高まりつながっていることは明らかです。

 最高の出力と優れたビーム品質を最小のコストで。

IPG独自の技術プラットフォーム

IPG独自の技術プラットフォームにより、IPG製品は、他のどの競合技術にもまねできない高い出力と優れたビーム品質を低コストで実現しています。当社独自の設計は、20年に渡る集中的な投資とイノベーションによって完成された革新的なポンピング技術と高性能なコンポーネントを中心に成り立っています。IPGの技術の基盤となっているのが、当社のクラッドサイドポンピング法と分散型シングルエミッタダイオードポンピングアーキテクチャです。

ファイバーレーザーの構成要素

光ファイバーIPGのファイバーレーザー技術の基本的な構成要素の1つが光ファイバーです。光ファイバーは、透過性の高いガラスでできた長い円筒体です。一般的なファイバーのコア径は数ミクロンから数100ミクロンで、長さは数メートルから数100キロメートルにもおよびます。ファイバー長とファイバー径の大きなアスペクト比が、ファイバーレーザー特有の多くの性質を担っています。ガラスファイバーは、わずかな損失で光を封じ込めて伝搬することのできる光導波路です。内部の全反射条件が満たされていれば、光は、ファイバーの壁を透過する放射損失がほとんど生じることなく、ファイバー内を伝搬します。光ファイバーは、受動ファイバーと能動ファイバーに分類されます。受動ファイバーは光をそのまま伝送します。一方、能動ファイバーでは、ファイバーコアに埋め込まれた希土類金属イオンの存在下で、伝搬光とポンプレーザー光の合成による増幅が行われます。

ポンピングダイオードIPGの最高クラスのダイオードポンプ技術には、通信産業における広範な経験と巨額の技術投資が活かされています。当社のシングルエミッターダイオードは、通信分野で実証済みの技術とプロセスを使用して製造されており、各ウェハーは、厳格な通信産業規格に適合しています。これにより、IPGのシングルエミッターダイオードは、寿命の短いダイオードバーとバースタック技術に基づく他の産業用ポンプ製品と一線を画し、バースタックポンプと比較して、1桁高いポンピング輝度と最大2倍の出力効率を実現しています。バースタックが高圧の脱イオン水による、高価で信頼性の低い複雑なマイクロチャネル冷却器を必要とするのに対し、シングルエミッターポンプは、単純な水冷または強制空冷を使用できます。

ファイバーは、レーザー共振器の能動利得媒体として最適な、特有の品質を備えています。

ファイバー特有の性質により、ファイバーは活性利得媒体およびレーザー共振器に理想的な材料となっています。ファイバーは柔軟性が高く、取り扱いが容易です。また、光ファイバーの大きな表面対体積比は、除熱を促進し、熱レンズ効果の防止に役立ちます。自由空間オプティックスを使用することなく、またそれに伴う汚染、損傷および軸ずれのリスクを負うことなく、さまざまなタイプ、組成およびコア径のファイバーを接合し、ポンプ光源、光増幅およびビーム伝送ファイバーで構成される複合光システムを構築することができます。ファイバーは、極めて柔軟な媒体のため、非常に幅広い設計オプションや機能に対応できます。、特殊光ファイバーには、シングルモードおよびマルチモードファイバー、フォトニック結晶ファイバー、軸方向および半径方向の両方の光特性が異なる、多様な材料から成るファイバーなどがあります。IPGにとって特に重要なのが、クラッドポンピングに使用されるファイバーです。これらのファイバーは、として使用されるシングルモードコアと、その周囲を覆う、マルチモードダイオードのポンプ光を伝搬する、直径のより大きな光導波路で構成されています。

ファイバーレーザーは、最も効率的な出力コンバイナであり輝度変換器です。

半導体ダイオードは、効率よく電気ポンプエネルギーを近赤外光に変換します。1つのダイオードで得られる出力(デバイス当たり数ワット)と輝度は限られます。複数のダイオードを1つのビームにまとめて出力を高め、合計出力を数十から数1000ワットにする手法もいくつかありますが、同様のダイオード輝度を達成するのも容易ではありません。実際、ダイオードをスケーリングして輝度を高めるためのビーム結合手法は、複雑でコストがかかる上、損失も多く、満足できるビーム品質が得られません。一方、IPGのファイバーレーザーは、最も効率的な出力合成および輝度変換技術で、キロワットレベルの出力を提供する完璧なビームを最小のコストで生成することができます。

サイドクラッドポンピング技術は、高出力ファイバーレーザーに革命を起こしました。

クラッドポンピング技術

IPG独自の専有設計では、広面積ののマルチモード出力がコア径100ミクロン程度のファイバーに集められます。Valentin Gapontsev博士とIgor Samartsev博士が開発したサイドポンピング法を使用することにより、多数のポンプダイオードから放射された光は、活性利得ファイバーのクラッドに効率的にカップリングされます。ポンプ光はクラッド内で何度も反射しますが、その過程でシングルモードコアを頻繁に横断し、そこで希土類イオンによって吸収され、再放射されます。この洗練された輝度メカニズムにより、マルチモードダイオードの光は、非常に効率よくシングルモードファイバーレーザー光に変換されます。

 

Fiber laser side-pumping

 エネルギーを大面積のレーザーダイオードから小さな(シングルモード)ファイバーコアに移動させることにより、光を増幅するサイドポンピング法

 IPGのポンプは、10万時間を超える耐用寿命が実証されています。

シングルエミッタポンプの利点

IPGのダイオードの寿命は、10万時間を超えます。これは、バースタック技術に基づくダイオードの約10倍です。従来のダイオードとは異なり、IPGのダイオードは、変調のオン/オフを頻繁に繰り返しても、予測寿命には影響しません。IPGのポンプは、通信規格に従って密閉されているため、湿気、塵、振動など極めて過酷な工業環境にも影響されません。IPGのポンプの卓越した信頼性は、当社ラボで実証され、優れたフィールド信頼性によって裏付けられています。

 

バー/バースタック

IPGのポンプ

個々の出力、W

1-2 6-10+

カップリング効率、%

75 / 50 90-95

CW MTBF、時間

5,000 - 10,000 > 200,000

QCW MTBF、時間

2,000- 5,000 > 200,000
電力変換効率、%(ファイバー内) 25-35 50-60

 

分散型ポンピングアーキテクチャの利点

分散型ポンピング

バーポンピング

IPGは、バーポンピングの欠点を排除した分散型ポンピングアーキテクチャを採用しています。このアーキテクチャでは、複数のポンプにより、個々の独立した要素の集合体が形成されます。バーとは異なり、ポンプが何個故障しても、残りのポンプ集合体の性能と信頼性に影響はありません。分散型ポンピングには、拡張性、モジュール設計と柔軟性、シンプルな熱管理、実質的に無制限のポンプ冗長性、容易なダイオード交換などの利点があります。また、アライメントが不要なため、言葉どおり点検や修理のいらない唯一のポンプソリューションです。これは、ファイバーレーザーにしかない利便性です。

レーザーダイオードバーは、モノリシックレーザーダイオードアレイとも呼ばれ、大面積のチップに沿って複数のが並んだ構造をしています。1本のバー上の数は、10~100個です。バーのアーキテクチャ上、必然的にすべてので同じ電流源と熱管理システムが共有されます。また、熱および電気クロストークにより、バーの寿命が大きく制限され、性能にも厳しい制約が加えられます。通常、バーまたはバースタックの寿命は、そのバーで最も脆弱なまたは信頼性の低いマイクロチャネル水冷システムによって制限されます。このようなバーによるレーザーポンピングスキームの劣位点が、ディスクまたはロッドベースのソリッドステートレーザーよりもファイバーレーザー技術の導入が急速に進んだ大きな要因です。

 

IPG fiber laser schematic

High Power Fiber Laser

V.P. Gapontsev and I.E. Samartsev. High-Power Fiber Laser // Conference edition. Advanced Solid-State Lasers, Formerly Turnable Solid-State Lasers, March 5-7, 1990, Salt Lake City, Utah, p.127.

V.P. Gapontsev and I.E. Samartsev. High-Power Fiber Laser // OSA Proceedings on Advanced Solid-State Lasers, 1991, 6 p. 258.

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Diode Pump Laser Development 

V. Gapontsev, I. Berishev, G. Ellis, A. Komissarov, N. Moshegov, O. Raisky, P. Trubenko, V. Ackermann, E.

Shcherbakov, J. Steinecke, and A. Ovtchinnikov, “High efficiency 970 nm multimode pumps”, Photonics West, San
Jose, CA, January 24th 2005, SPIE Proceedings 5711-6

I. Berishev, A. Komissarov, N. Moshegov, P. Trubenko, L. Wright, A. Berezin, S. Todorov, and A. Ovtchinnikov,
“AlGaInAs/GaAs Record High Power-Conversion-Efficiency and Record High Brightness Laser Diodes”,
Photonics West, San Jose, CA, January 24th 2005, SPIE Proceedings 5738-5.

V. Gapontsev, I. Berishev, G. Ellis, A. Komissarov, N. Moshegov, A. Ovtchinnikov,O. Raisky, P. Trubenko, V. Ackermann, E. Shcherbakov 
"9xx nm single emitter pumps for multi-kW systems"
High-Power Diode Laser Technology and Applications IV, edited by Mark S. Zediker, Proc. of SPIE Vol. 6104, 61040K, (2006)

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RP Photonics: Fiber Lasers

Definition: lasers with a doped fiber as gain medium, or (sometimes) just lasers where most of the laser resonator is made of fibers

RP Photonics Consulting GmbH

Dr. Rüdiger Paschotta

 

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Cladding pumped technology

by Ian Clarke

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Industrial Laser Solutions

Laser marking with fiber lasers, by Tony Hoult 
Fiber laser technology broadens out, by Tony Hoult
Drilling with fiber lasers, by Jens Dietrich and Ingomar Kelbassa
Fiber laser spot welding, by Dr. Klaus Krastel

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Fiber lasers: The state of the art
Fiber lasers are compact and rugged, don't go out of alignment, and easily dissipate thermal energy. They come in many forms, sharing technology with other type of lasers but providing their own unique advantages.

April 2012, Laser Focus World 
Jeff Hecht

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垂直統合戦略

重要コンポーネントの品質、性能およびコストを完全にコントロールしているからこそ、IPGは、常にお客様の期待を超えるレーザーソリューションを提供できるのです。

開発から製造まで垂直統合

入手可能なコンポーネントの性能および品質に不満を抱いていたIPGは、垂直統合という包括的な戦略に着手しました。当社は現在、レーザーの性能を担うアクティブおよびパッシブファイバー、最高品質のシードおよびポンプダイオード、アクティブファイバーブロックとモジュール型共振器、ポンプカプラー、 コンバイナー、音響光学変調器、ファイバー体積ブラッグ回折格子、非線形および能動結晶、多様なマイクロおよびバルクオプティックス、電源およびコントローラから、お客様のユーザーエクスペリエンス直接影響する伝送ケーブル、プロセス伝送ヘッド、ビームスイッチおよびウォータチラーまで、あらゆる主要コンポーネントを自社で設計、製造しています。重要なコンポーネントの品質、性能およびコストにいたるまで総合的に管理しているからこそ、IPGは、常にお客様の期待を上回るレーザーソリューションを提供できるのです。

シームレスな統合と徹底した品質管理

IPGは、垂直統合戦略を通して、レーザーおよびコンポーネント開発の緊密な連携を図り、ファイバーレーザーの完全な最適化を実現しています。この総合的アプローチによる製品設計が製品の性能を高め、製品化までの時間を大幅に短縮しています。IPGのレーザーソリューションのどの要素も、コストを重視して設計され、妥協のない品質管理のもと製造されています。 コンポーネントはIPGが所有する優れた製造センターで開発され、IPGの最先端技術はあらゆる産業に向けて独自に展開しています。

IPGのイノベーションとサプライチェーン

IPGの米国、ドイツ、ロシア、イタリアなどの拠点では、製造施設の拡張が進んでいます。イノベーションおよびサプライチェーンのすべてを自社で所有することで、製品の性能、品質、生産量およびコストの 総合的に管理が可能になり、そこにまさしくIPGの強みがあります。世界各地に分散したIPGのアプリケーションラボが、お客様にいち早く新製品をお届けし、共同イノベーションにより新たな製品パイプラインを継続的に活性化することができます。

IPGの垂直統合により、ガリウムヒ素とガラスがシームレスな設計のレーザーソリューションへと姿を変えます。

ウェハ-ファブから最終製品にいたる製造プロセスの統合

IPGにおける垂直統合は、原料をダイオードおよびファイバーコンポーネントに変えるところから始まります。IPGの最先端のウェハーファブでは、材料のガリウムヒ素から世界で最も精巧な高出力半導体レーザーを製造する一方、社内で成長させたガラス母材から光ファイバーのスプールを延伸しています。ダイオードチップおよび光ファイバースプールは、IPG専有のコンポーネントパッケージに組み込まれた後、それぞれ1 kW超の出力が可能なレーザーモジュールにさらに組み込まれます。

モジュールの複数構成要素を最終的なアセンブリに組み込むと、IPGのトレードマークである拡張性と信頼性を備えたファイバーレーザーができあがります。各モジュールはそれぞれが独立して動作するため、特定のモジュールの故障によってレーザー全体が停止することはありません。IPGのすべてのレーザーは、設計に含めるモジュール数を増やすだけで、出力と信頼性をスケールアップできます。このアプローチに従い、IPGは、1,000 Wレーザーと同じ基本設計の10万 Wレーザーを作り出しました。

統合型技術プロセス

    Integrated Technological Process
  • ファブプロセス

    IPGは、世界最先端のウェハー製造施設を所有し、多結晶シリコンの精製から始まるウェハー製造ステップをすべて管理しています。ウェハーは、ソリッドステート分子ビームエピタキシによって成長し、大きな成膜領域に渡って欠陥密度の低い均一な光電子パラメータになります。

  • ダイオードの基礎

    ダイオードチップは、研磨ウェハーから製造されます。ウェハーは、フォトリソグラフィ、フォトレジスト、エッチングおよびメタライゼーションの複数のステップを経てパターン化され、小さなチップに切断されます。

  • レーザーダイオード

    IPGは、世界最大の高出力ダイオードレーザーメーカーです。高度に自動化された当社施設から、四半期ごとに、定格出力マルチメガワットのダイオードが展開されています。10年に渡る集中的なイノベーションと投資により、競合するどのダイオードソリューションよりも輝度、信頼性および効率に優れた小型のダイオードを実現しています。

  • モジュール

    IPGのダイオードポンプレーザーとアクティブファイバーブロックは、小型で高効率のレーザーモジュールに組み込まれます。1,070 nmで動作する一般的なイッテルビウムモジュールは、標準的なシングルモード出力が500~1,500 Wで、電力変換効率は50%を超えます。モジュールには、平行ポンピングアーキテクチャ(ホットポンピング冗長性)と非常にシンプルな冷却設計が採用されています。機械的安定性と熱安定性に優れ、塵や振動の影響を受けません。

  • 光学母材

    ファイバーの製造は、綿密に制御された屈折率プロファイルを持つ光学ガラス「母材」を製作することから始まります。この母材は、内部蒸着、外部蒸着および軸蒸着の3つの化学蒸着法によって作られます。

  • ファイバー延伸

    母材は延伸タワーに移され、ここで母材先端が加熱され、光ファイバーがストリングとして引き出されます。

  • 光コンポーネント

    IPGは、ファイバーコリメータ、変調器、アイソレータの他、ファイバーレーザーおよびファイバーレーザーとバルクレーザーのハイブリッドレーザーの製造に使用される多様なバルクオプティックスをすべて製造しています。

  • アクティブファイバーブロック

    ファイバーブロックは、最も効率的な出力コンバイナであり、輝度変換器です。アクティブファイバー共振器はモノリシック(全ソリッドステート)であり、効率よく冷却されます。また、すべてのポンプエネルギーを吸収し、塵、温度および振動の影響を受けません。ダイオードのポンプ光の変換効率は、70%を超えます。

  • ファイバーレーザー

    ファイバーレーザーは、マルチキロワットの高平均出力産業レーザーアプリケーションにおいて揺るぎない地位を確立しました。高出力ファイバーレーザーは、独自の特性セットを持ち併せ、本質的により高い輝度、優れた信頼性、高輝度ダイレクトダイオードを凌ぐ電力変換効率、容易なメンテナンスと低いダウンタイムを可能にするモジュール性および拡張性、幅広い出力ファイバーコア径からアプリケーションに最適なコア径を選択できる光ファイバー伝送、小型で頑丈な設計、スキャナーや光ヘッドとの容易な統合、独自の多用途性を提供するビームスイッチ、カプラーおよびシアラーなど、レーザーを使用しない従来の手法や競合するレーザー手法にはない利点をもたらします。

  • ビームスイッチ

    IPGは、光カプラー、ビームシャッターおよびマルチチャネルビームスイッチをすべて製造しています。これらのアクセサリにより、ファイバーレーザーの機能が大幅に拡張されます。1つのレーザーを複数の作業セルで同時に(エネルギーの共有)または連続して(時間とエネルギーの共有)使用することで、加工速度を高め、スループットを最大化できます。また、特定のレーザーを複数のアプリケーションで使用することも可能です。カプラー、シャッターおよびスイッチでもレーザーおよびフィーディングファイバーが保護され、伝送ファイバーパラメータを素早く簡単に交換できます。

  • コリメータ

    IPG Photonicsは、焦点距離50~200 mmのコリメータをD25、D30およびD50パッケージで提供しています。コリメータには、焦点を調整可能な水冷または空冷オプティックスが搭載されており、QBH/FCH-8、QD/FCAおよびFCH-16バヨネットタイプに取り付けられるため、当社の任意のフィーディングファイバーやプロセスファイバーに簡単に接続できます。

  • 伝送ファイバー

    IPGは、多様な長さとコア径の伝送ファイバーおよびプロセスファイバーを提供しています。フィーディングファイバーは、コア径50、100、200および300 μm、プロセスファイバーは、最長100 mまでのコア径100、150、200、300、400、600、800および1,000 μmのファイバーが用意されています。ファイバーは、QBH互換のHLCまたはQD互換のLCAバヨネットおよびアダプタ付きです。ご要望に応じて、カスタムコネクターもご利用いただけます。プロセスファイバーについては、カスタムのプロセス長および径を特別注文で承ります。

  • 電源

    IPGは、安全性および安全スイッチングを内蔵した、オン/オフ時間100ミリ秒以下の高度なデジタル電源を製造しています。

  • ファイナルアセンブリ

    IPGは、フラットベッドおよび多軸切削、穴あけおよび溶接用のレーザー加工システムや、溶接、クラッディング、コーティングおよび硬化用のロボットレーザー生産セル、微細加工、選択的材料除去およびアニール用のレーザーシステム、特殊アプリケーション向けの高度にカスタマイズされたシステムを製造しています。

  • 加工ヘッド

    信頼性が高く、小型でエネルギー効率に優れたIPG Photonicsのファイバーレーザーは、材料加工アプリケーションに究極の柔軟性をもたらします。ファイバーレーザーは、ビームモードパラメータを変更することなく出力を拡張でき、1つのレーザーで高、中および低出力のどのアプリケーションにも同じように対応できます。幅広い光ヘッドとスキャナから選択できるため、精密切削加工から溶接、マーキングおよび表面処理まで、ファイバーレーザーを多様なアプリケーションに容易に最適化できます。

  • ガントリモーション

    IPGは、フラットベッド、多軸、可動テーブルおよびその他タイプのレーザー加工機用のCNC座標系を開発、製造しています。これらの高精度の座標系は、硬質で振動吸収性の高い花崗岩ベースと高速リニアモーターを使用して、設計されています。

このほどIPGは、当社の垂直統合戦略をビーム伝送オプティックスおよびスイッチにまで拡張しました。ファイバーレーザーに特有の高い輝度と出力レベルに耐えられる特殊設計の極めて精巧なバルク光学素子の製造は、長年に渡るファイバーの製造で培ったガラスに関する専門知識を持つIPGだからできることです。IPGの切断ヘッドと溶接ヘッドは、製品ごとに特別に設計されています。そのシームレスな設計の加工ソリューションを製造現場で活用いただけます。

サプライヤへの依存を嫌い、決別の道を選んだValentin Gapontsev。

Darren Dahl, Contributing Editor, Inc.

2006年4月

Valentin Gapontsevは、外部調達に辟易していました。米国マサチューセッツ州オックスフォードを拠点とする彼の会社、IPG Photonicsは、レーザーに不可欠なコンポーネントの長期生産契約を米国およびオーストラリアのメーカーと締結していました。2000年にNasdaqが機能停止に陥り、IPGの製品市場にも打撃が及んだのを受け、Gapontsevはこれらの契約条件の再交渉を試みました。米国拠点のあるサプライヤは、譲歩を拒みました。さらに悪いことに、同社は訴訟を起こし、IPGが2002年までに3,600万ドルを引き渡さなければIPGの資産を差し押さえると脅しました。

このとき、自称コントロールフリークのGapontsevは誓いを立てました。もう二度と外部調達しないと。容易なことではなかったでしょうが、すべてのサプライヤと一気に手を切ることを決断しました。「外部調達を増やすことは、間違いなく、当社のような企業にできる最悪のことでした。当社コンポーネントの価格、品質および数量をコントロールできれば、当社の命運をコントロールできることがわかっていたからです」とGapontsevは語っています。

Gapontsevの計画は、過激にも思われます。実際、現代のビジネスでは、社外での生産を減らすのではなく増やすことが圧倒的な傾向です。ただし、中国やインドなど遠く離れた国々のサプライヤと取り引きする場合は特に、外部調達の管理の難しさに多くの企業が気付き始めている、とボストンのAMR Research製造アナリストのBill Swanton氏は言います。長いリードタイムやお粗末な品質管理などの懸念材料を考え合わせた結果、その価値がないという判断を下すビジネスもあります。ままた、偽造の増加により、ハイテクメーカーは、知的資産を国外ベンダに手渡すことに慎重になっています。Swanton氏は、「秘伝のソースを手元に留めておこうと決めたメーカーは増えつつあります」と語っています。

これがまさに、IPGが選んだ道です。ロシア科学アカデミーで25年間ガラスレーザー研究者を務めたGapontsevが、1991年にモスクワにIPGを設立したとき、その一番の動機は、自身の生活の主導権を握ることでした。Gapontsevは、「望んでいたのは自立性です。起業することで、自由が得られました」と言います。Gapontsevは最初から、マーケティングの専門家や財務担当者ではなく、エンジニアによって運営される、人任せでない企業を作ると心に決めていました。

1998年、Gapontsevは、テクノロジーブームに乗じようと本社をオックスフォードに移し、売上は急増し始めました。2000年までに、IPGは、Lucent TechnologiesやイタリアのMarconiなど、世界の大手電気通信プロバイダを相手に、光ファイバーケーブルで情報を送り込むためのレーザーを提供する主要サプライヤになりました。電気通信業界を取り巻く噂のおかげで、米国、ドイツ、イタリアおよびロシアに製造施設を持つIPGは、2000年に投資家から1億ドルの資金を調達し、株式公開の準備を進めました。電気通信業界の雲行きが怪しくなったとき、Gapontsevには大変革が必要なことがわかっていました。

とは言え、それは簡単なことではありませんでした。地域に留まろうとしている多くの米国メーカーのように、IPGは、コスト削減のため、高度に自動化された生産施設への多額の投資を余儀なくされました。2001年、Gapontsevは、当時の資金調達の残り4,500万ドル以上をIPGの米国およびドイツ拠点の大々的な改革に投資しました。昨年完成したオックスフォードキャンパスには、約12,000平方メートルの敷地にラボ、オフィス、およびロボティクスによって部品を組み立てる自動生産ラインがあります。この施設にスタッフを配置するため、Gapontsevは、MITを含む地域のコミュニティカレッジや大学から人材を集めました。また、韓国、日本、インドおよび英国での営業所開設に向け、独立販売業者を採用しました。2002年に202名だったIPGの従業員は、現在、世界8拠点に750名います。

それに伴い、Gapontsevの負担は増えました。それでも、Gapontsevは、同社の経営の大半を支配し、世界各地の拠点のチェックと主要顧客の訪問に毎月2~3週間を費やしています。米国、ドイツおよびロシアに家を持つGapontsevは、「昨年は50万飛行マイルを獲得しました」と語っています。IPGの最高財務責任者であるTim Mammenも、現地銀行との信用供与枠の調整、各拠点の財務の監督および通貨変動の監視のため、Gapontsevと同じくらい各地を飛び回っています。会計プロセスを能率化するために、IPGは先日、各オフィスの財務情報をリンクさせる新たなWebベースのシステムを導入しました。

これでようやく、レーザーのバーストを生成するダイオードから、レーザービームを伝送するファイバーケーブルまで、レーザーのあらゆる重要部品を生産する体制がIPGに整いました。合理的な生産プロセスのおかげで、IPGは、運送費の削減やベンダから請求される割増金の排除は言うまでもなく、サプライヤから部品を購入していたときよりも低コストで独自のコンポーネントを製造できるようになりました。例えば、ダイオードは、自社生産により90%安くなりました。この節約により、IPGは、ライバル企業よりも低価格で製品を提供し、それを後押しに1億2,300万ドルのファイバーレーザー市場で65%のシェアを獲得しています。

IPGの売上は、2002年に2,200万ドルで底を打った後、昨年は9,600万ドルに跳ね上がりました。以前のサプライヤとの訴訟が2003年に未公開の和解額で解決し、IPGは過去2年間に渡って利益を上げているとGapontsevは言います。垂直サプライチェーンも整い、現在、Gapontsevは、新市場への参入に重点を置いています。数ドルから数百万ドルで販売されるIPGのレーザーは、顔のしわの除去、イラクの備蓄弾薬の破壊および産業プロジェクトで使用される金属の切断に使用されています。67歳になるGapontsevは、人生を謳歌しています。IPGが再び軌道に乗った今、当分は支配権を明け渡すつもりはないようです。自身が指揮を取っている限り、IPOの可能性もあるとGapontsevは言います。「私がこの会社を作ったのは、売ったりゴルフを楽しんだりすることが目的ではありません。持続させるためです」と語っています。

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特長

IPGのファイバーレーザーは、お客様にとって非常に関心の高いIPG独自の強みがあり、従来のレーザー技術に比べ高い評価を受けています。洗練されたシンプルさが特性のファイバーレーザーは、極めてコンパクトで、非常に用途が広く、取り扱いが簡単な機能を備えていて、効率性、ビームの品質は、他社の追随を許さない状況です。

IPG独自の強みを備えたファイバーレーザーは、従来のレーザー技術に比べて高い評価を受けています。

業界最高の保証

長年の実績を持つOEMサプライヤーとして、IPGは、コンポーネントおよびサブシステムのベンダに求められる当然の厳しい基準を熟知しています。ミッションクリティカルでセーフティクリティカルなアプリケーションにおいて、障害のない動作を実現するため、お客様が当社のレーザーと増幅器に信頼を寄せていることも理解しています。当社のレーザーと増幅器がこのような期待に応えるものであるという自信は、最も厳しいテストと品質管理基準に伴う実証的見解に基づくものです。当社の主要なコンポーネントは、何100時間にも渡ってテストまたは通電テストが行われ、最終的に厳しい管理基準を満たした最良のコンポーネントのみが使用されます。IPG Photonicsは、ISO 9001:2008の認証を受けており、当社のビジネスプロセスが文書化され、世界最大規模で最高級レベルの評価を受けている大部分の会社が遵守する品質基準に準拠しているという保証をお客様に示しています。肝心の品質へのこだわり、業界最高レベルの保証には自信があります。

  • エネルギー消費の削減

    IPGのファイバーレーザーは、50%を超える全体的な電気-光の変換効率で動作することができ、従来の固体レーザーya 気体レーザー技術の10倍です。

  • 高い生産性

    IPGのクラス最高のビーム品質と動力式ファイバーレーザーにより、処理速度が向上し、無駄が削減され、まったく新しいアプリケーション空間が開かれます。

  • 幅広い材料に対応

    355 nm~2 μmの範囲で波長選択可能、連続波、QCW、パルスレーザーの豊富なラインナップ、極めてすぐれたビームの品質に基づき、ファイバーレーザーで幅広い材料の加工が行えます。

  • 運用・保守費用の削減

    最小限の冷却必要条件、最小レベルの設置面積、ファイバーレーザーの高効率性により、所有コストに関する業界標準が規定され、レーザー1台あたり年間で数1000ドルの節約が可能になります。

  • 高操作性で組み込みやすい

    ファイバーレーザーは、プラグアンドプレイの機能、コンパクトサイズ、シンプルなユーザーインターフェースにより、最適なOEMソリューションとなっています。

  • 多用途性と柔軟性

    1つのファイバーレーザーで、ヘッドを変更するだけで多くの処理を行うことができ、ビームスイッチにより、1つのレーザーで複数の処理ステーションに同時に対応することができます。

  • 豊富な製品ラインアップ

    IPGでは、出力レベル数10~数1,000ワット、シングルモードとマルチモードのビーム供給、355 nm~2 μmの波長、水冷式と空冷式など、多数のファイバーレーザーソリューションを用意しています。これらのすべてがすぐれたビーム品質を備えています。

  • 特自技術の高い信頼性

    IPGのコンポーネントは、厳しい品質管理のもとで大量生産されていますが、ファイバーレーザーは、個々のコンポーネントの障害に強い高度な冗長設計に基づいています。

  • コンパクト性

    ガス充填チャンバを毛髪と同じ太さのファイバーに置き換え、冷却がほぼ不要の非常に効率的なダイオードエネルギー源を利用することにより、通常ファイバーレーザーは、同程度の出力を持つ従来のレーザーの半分以下のサイズになっています。

IPG Photonics ISO 9001:2015 Certification

 

 

 

マサチューセッツ州オックスフォード、2009年9月1日 -- 高出力ファイバーレーザーおよび増幅器の世界的リーダーであるIPG Photonics Corporationは、今日、カスタマーが古い生産レーザーをエネルギー効率の高いIPGのファイバーレーザーに置き換えるのに役立つ、新しい改良サービスを提供することを発表しました。ビーム供給、アプリケーション開発、コントローラ、ロボット、ソフトウェアと安全など、システム統合に精通したエンジニアを含む専門家チームが、米国、ドイツ、中国、日本で、IPGの運用部門から新しいサービスを提供します。

「私たちは、ファイバーレーザーから得られる大きな利点を享受できるように、既存の生産ラインでCO2およびYAGレーザー源を交換する場合に、多くの会社から当社の製品が目を向けてもらえるようにしてきました」と産業市場統括責任者のBill Shinerは発言しました。「この新しいサービスにより、このような会社は既存のモーションシステムまたは移送ラインを使用しながら、最も信頼でき、最小のリスクと中断時間で、コスト効率の高いレーザー技術を取得することができます。」

切断、溶接、クラッディングなどの用途の古く、効率の悪いレーザーをファイバーレーザーに交換することにより、製造業者は、既存のモーションシステムを利用しながら、運用コストを大幅に節約できます。ファイバーレーザーは、従来のレーザーと比べて、消費電力は非常に少なくなっています。ファイバーレーザーランプ励起YAGレーザーよりも15~30倍、CO2レーザーよりも3倍、電気的に効率的であると見積もられています。

IPGは現在、ファイバーレーザーを使用することで節約できる可能性のある電気エネルギーの量を計算するためのエネルギー節約計算機をWebサイトに用意しています。ファイバーレーザーに切り替えるカスタマーには、メンテナンスが少なくて済む、交換するダイオードがない、中断時間が少ないという利点もあります。

複数のカスタマーが古いレーザー技術から効率的なファイバーレーザーに切り替えることにより、公益事業または州政府から販売奨励金を受け取っています。切り替えを行うカスタマーは、米国再生・再投資法によって規定されたI.R.C.の179条に基づく2009年の税の加速償却を利用することもできます。

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米国の税法179条では、企業が課税年度中に購入または融資した適格装置やソフトウェアの全購入金額を控除することを許可しています。これは、適格装置の一部を購入(または賃借)した場合、総収入から全購入金額を控除できることを意味します。これは企業による装置の購入と投資を促進するために米国政府が創出した報奨金です。  179条の資本購入、特別償却に関する最新情報を参照してください。

IPGファイバーレーザー、ファイバーレーザーシステムを購入するか、古いレーザー光源を新しくエネルギー効率の高いファイバーレーザーに交換する時期です。米国政府が179条の控除という形で激励しています。利用可能な内容について詳しくは、179条のWebサイトを参照してください。

 

免責事項: 

これは税に関する助言ではありません。税の助言と各人の事業および状況への適用については、租税コンサルタントにご相談ください。本書に記載された助言は、1986年の内国歳入法の修正に基づいて罰則を回避するために使用することを意図したものではなく、このために使用することはできません。

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このファイバーレーザーエネルギー節約計算機は、ファイバーレーザーを使用することによる電気エネルギーの節約量を他のレーザータイプと比較で見積もるために開発されています。この計算機は、数年間で節約できる可能性のある指標を示します。

この計算機で使用される電力変換効率の値は、指定されたレーザータイプと平均動作条件での通常値です。特定のレーザーモデルの実際のWPE値は、レーザー使用のパターンや環境条件などのさまざまな要因によって異なります。2015年の時点で、YLS-ECOファイバーレーザーは、通常の動作条件で48%のWPEに達しています。他のIPGレーザーの業界トップのWPEも向上し続けています。 

この計算機では、電気エネルギーの見積もり節約量を増加させる、ファイバーレーザーによるその他の多くのコスト節約やパフォーマンスの優位性については示されません。ファイバーレーザーの使用によるその他のコスト節約には、次のようなものがあります。

  • 短時間での設置と起動

  • 既存の装置との統合が容易

  • メンテナンスコストの削減

  • 光学部の交換とメンテナンス

  • 高価なヘリウムコストの削除

  • 中断時間の削減

  • ランプまたはダイオードバーの交換が不要

  • 冷却の必要性が低い

  • 加工速度の向上

  • 小さな設置面積

  • アップグレードが容易

  • 柔軟性
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国別のkW時当たりの米ドル単位での電気料金の見積もりは、米国のエネルギー情報局、国際エネルギー機関、その他の公共ソースの研究に基づくものです。実際の電気料金は、電気の使用法、季節、国内の地域のほか、為替レートなどの要因によっても異なることがあります。必要に応じて、[レーザーの設置場所]フィールドで、[その他]を選択して、独自のコストを入力します。

免責事項:

この計算機の準備において、最新で、正確で、明確に表現された情報を提供するよう努めました。示された情報は、社内の研究とサードパーティのソースを通して収集されました。このデータはガイドラインであり、保証するものではありません。動作条件と使用条件は、予測された見積もりとは異なることがあります。

IPGの軌跡:独立性、先端技術の創出、独自ビジネスモデルの確立、驚異的な成功

IPGは、1991年、ファイバーレーザー分野のパイオニアであり、数々の受賞実績を持つ物理学者Dr. Valentin P. Gapontsevによりロシアに設立されました。設立当初は、カスタマイズされたガラスおよび結晶レーザー、過高熱用無線温度計およびレーザーコンポーネントを製造、販売していました。1992年に、事業の焦点を高出力ファイバーレーザーおよび増幅器の開発に移しました。

IPGは、当社初となる大型契約を電気通信事業者Italtelと締結しました。その後、DaimlerBenz Aerospaceから第2の大型契約を獲得しました。1994年にドイツに施設を開設し、1998年には米国に世界本社を設置しました。

2000年、IPGは、当社のファイバーレーザーおよび増幅器の主要コンポーネントである独自のダイオードポンプを製造するために、米国内の新たな大量生産施設に投資しました。IPGは、レーザーおよび増幅器の主要なレーザーコンポーネントをすべて自社生産する、高度に垂直統合された企業です。

IPGは、2006年に株式公開し、NASDAQ Global Select Marketに「IPGP」のティッカーシンボルで上場しています。

  VG

私の夢は、レーザーが、幅広いアプリケーションの最終手段ではなく、コンピュータのように大量生産に最適なツールとみなされるようになることです。この夢をかなえる上で、またその過程で当社の自立性を維持する上で、IPG Photonicsが極めて重要な役割を果たしてくれるものと考えています。

timeline

"1999 Engineering Excellence Award"Optical Society of America.

"Fiber lasers grow in power", Laser Focus World, V. Gapontsev and W. Krupke, (August 2002).

"New High-Power Fiber Laser Enables Cutting-Edge Research"Laser Photonics, Brian C. Gahan and Bill Shiner, (2004).

"Russian laser chap lights up US", The Register, Bill Robinson, (31 Mar 2006).

"Tenacity brought success to IPG Photonics"Telegram & Gazette, Esposito, Andi, (23 February 2007).

"Independent Thinker: Valentin Gapontsev", SPIE Professional, Valentin P. Gapontsev, (July 2007).

"Valentin Gapontsev Receives Entrepreneur Award"Photonics.com.

"Laser Luminaries"SPIE.

"2009 LIA's Arthur L. Schawlow award"Industrial Laser Solutions.

"2010 Russian Federation National Award in Science and Technology"Russian Presidential Executive Office.

"Laser-like dedication at IPG Photonics"The Boston Globe, Hiawatha Bray, (May 22, 2011). 

"High-power fibre lasers", Nature Photonics, C. Jauregui, J. Limpert and A. Tünnermann, (Oct 2013).

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2017 was an outstanding year for IPG. Having achieved $1 billion in annual revenue for the first time in 2016, we grew revenue by more than $400 million in 2017 to $1.4 billion. The list of billion-dollar high tech companies that grow annual sales by 40% is very short. And we are pleased to have delivered even stronger growth in backlog, operating earnings and free cash flow. We sold nearly 80% more optical power in 2017 increasing production faster than revenue growth and fulfilling orders with no meaningful change in lead time. This achievement reflects excellent planning and manufacturing execution, for which I thank all of IPG’s employees.

We are very pleased to have delivered our strongest annual growth in six years, a direct result of our scale advantages and our unique business model combining a vertically integrated manufacturing operation with broad-based technology and process abilities. This business model enables us to rapidly increase production, reduce costs and deliver innovation. Looking ahead, we see excellent opportunities to leverage these advantages within both our core markets and new applications, making our fiber laser technology the tool of choice in mass production.

Annual Report 2017