YLS-CUTファイバーレーザーは、要求の厳しい切断加工アプリケーションに適しています。YLS-Uファイバーレーザーは一般入手が可能なレーザーとしては最小サイズで、切削加工機に容易に組み込むことができます。このレーザーは、除湿器内蔵型の密封されたキャビネットにパッケージされているため、最も厳しい環境でもレーザーの使用が可能になります。YLS-CUT、YLS-Uは、タイオードモジュールの設計、ファイバーブロック、デジタル電力供給、デジタルコントロールエレクトロニクスに最新のIPGの技術改良を組み込み、他にはない信頼性を実現、コントロールの柔軟性、安定性、精度を向上させます。新しいコントロールシステムによって、レーザーや加工サブシステムのコントロールを統合できます。
IPGのkWクラスレーザー群のYLS-CUTは、厳しい切削加工環境でも高性能であるように特別に設計されています。YLS-CUTシリーズは、密封されたキャビネットにレーザーが格納されている、非常にコンパクトな設計を特徴としています。キャビネット内には除湿器が設置されており、最適な内部湿度を確保します。継続的な設計改良により、IPGのレーザーの電力変換効率は、2015年には業界最高の40%を超えていることが発表されています。電気料金を抑えることにより、レーザー耐用年数は大幅に伸びます。高い冗長性によって、電力が変化しない100%の動作可能時間、信頼性の実績、メンテナンス不要の運用が確保されます。CUTシリーズは、1~20 kW、最小で50 μmのコア径からの広範なファイバー伝送オプションで使用できます。
ワークピースで最大20 kWの出力 | メンテナンス操作不要 |
電力変換効率40% | 費用効率の高い切削加工システム |
ファイバー伝送50、100、150、200 μm | 信頼性の実績 |
高い冗長性 | コンパクトで頑丈な設計 |
中心波長帯 nm | 1070 ±5 | |||||||
動作モード | CW/変調 | |||||||
変調周波数 kHz | 0-5 | |||||||
最大平均出力 kW | 1、2、3、4、5、6、7、8、10、12、14、15、20 | |||||||
出力調整範囲 % | 10-100 | |||||||
出力安定性* % | ±2 | |||||||
出力ファイバーのコア径 μm | 50、100、150、200 | |||||||
ビームパラメーター製品 mm × mrad | <2.2 @ 50 μm, 2.0 typ. <4.0 @ 100 μm, 3.3 typ. <6.0 @ 150 μm, 5.0 typ. <8.0 @ 200 μm, 6.0 typ. |
*4時間超、T=定数
YLS-Uモデル キャビネットサイズ (W×D×H) mm |
1-3 kW: 430 × 804 × 568 |
||||||||
YLS-U キャビネット重量 kg | 1-3 kW: <140 4-6 kW: <200 7-10 kW: <250 |
||||||||
YLS-CUT キャビネットサイズ (W×D×H) mm | 1-5 kW: 780 × 804 × 556 6-10 kW: 1005 × 804 × 556 12-20 kW: 1005 × 804 × 806 |
||||||||
YLS-CUT キャビネット重量 kg | 150-440 | ||||||||
供給電圧 3相 VAC | 400-480 | ||||||||
電力変換効率 % | >40 |
YLS-U 1~3 kW YLS-U 4~6 kWYLS-CUT 6~10 kWYLS-CUT 12~20 kWYLS-U 7~10 kW
2D/3Dの薄/厚の金属切削加工 | カーボンスチールおよびステンレススチールの切削加工 |
年中無休の切削加工操作用に最適化 | チタンの加工 |
高反射性素材の加工:銅、真ちゅう、アルミニウム |