高品質のろう接合部を得るため、卑金属を掃除し、酸化物のない状態にする必要があります。汚れがあるとろう部品の湿潤が不十分になり、フィラー材の流れを妨げて、接合部の強度や外観を損なう可能性があります。
3点スポットレーザーブレージングでは、レーザーのメインスポットに2つの小さなアブレーションスポットが付随して発生し、横方向にオフセットされ、ブレージングの方向でメインスポットが先になります。ローカライズされたアブレーションスポットの熱処理によって、卑金属部分を掃除し、フィラー材の流れを良くすることができるので、再生可能なろう接合部の強度を向上させて、外観を良くすることができます。
レーザー出力8 kW* |
置き換え可能な三芯加工ファイバー |
コンパクト・省スペース |
全タイプの加工ヘッドと互換 |
高効率のECOモジュール |
Profinetインターフェースを介した独立した電力コントロール |
自動補給される統合水冷チラー |
総合安全性を備えた高度なIPG電力供給 |
*ご要望に応じて、より高出力での対応が可能です。
動作モード | CW/変調 |
メインビームの公称出力 kW | 4、5、7* |
除去ビームの公称出力 W | 最大500 |
ビームパラメータ製品**: メインビーム(86 %) mm×mrad 除去ビーム(86 %) mm×mrad |
22 3.0 |
*ご要望に応じて、より高出力での対応が可能です。
**ご要望に応じて、さまざまな直径、コア形状のファイバーの利用が可能です。
冷却方法 | 統合水冷チラー |
サイズ(幅×奥行×高さ) mm | 856 × 806 × 1517 |
チラータンク内の水を除いた重量 kg | 700 |
消費電力 kW | <12.5 |
電力変換効率 % | >40 |
チラー以外の電力変換効率 % | >45 |
電気亜鉛めっきした素材のブレージング |
3点スポットブレージングおよび溶接 |
3点スポットブレージングは、従来の非レーザーブレージング方法の代わりに使用できますが、これによって処理速度が向上し、組み立てでの熱作用が抑制、手動での部品の洗浄への依存が軽減されます。