外科

外科アプリケーションには、泌尿器科、心臓血管外科、獣医外科が含まれます。レーザーは、高出力のビームで組織を切断すると同時に血液を凝固させるので、メリット

があります。

レーザー手術の場合、従来の手術よりも組織の除去が大幅に少なく、患者の回復力が早まることを研究者によって実証されてきました。

手術室でレーザーを利用する外科的アプリケーションは多岐にわたります。一般外科から外科専門領域まで、外科医はレーザーを使って、組織の切断、凝固、切除を行います。レーザーのタイプ、波長、デリバリーシステム、レンズによっては、レーザーの方が創傷治癒が良好なため、従来の外科用器具の代替として採用されることが多くなっています。

レーザーは、接触または非接触モードのいずれかで外科アプリケーションに使用されます。接触モードの場合、特別に設計されたサージカルチップがレーザー照射で加熱されます。次に、加熱されたサージカルチップを使って熱伝導で組織を切断します。ダイオードレーザーは接触モードの手術によく適しています。または、非接触モードの場合、レーザーソースの波長を選択して、大半の軟組織にある高い水分含有量を利用します。エルビウム添加ファイバーレーザー、ツリウム添加ファイバーレーザー、中赤外ハイブリッドレーザーは、非接触モードの手術での適格性を実証してきました。

心臓血管外科

経心筋的血行再建術(TMR)は、狭心症(胸の痛み)を治療する手術です。TMRではレーザーを使って心筋内に経路を作って血流を回復させます。Ho:YAGファイバーレーザーデリバリーシステムは使いやすく、外科医はカテーテルで手術を行うことができます。

泌尿器

泌尿器科良性前立腺過形成は、前立腺の肥大によって引き起こされる泌尿器の病です。外科医はレーザーを使って前立腺組織を除去し、尿道への通りを良くします。IPGのツリウムファイバーレーザーは、このアプリケーションの効果的な成果を実証してきました。

 

  Lasers in surgery and medicine

幅広く使用されているもう1つの泌尿器アプリケーションは、砕石術です。QCWツリウムファイバーレーザーの可能性が現在模索されている一方で、Ho:YAGレーザーは、この手術方法における事実上の標準治療です。

Advances in laser technology and fibre- optic delivery systems in lithotripsy

レーザーによる軟骨再形成

レーザーによる軟骨再形成(LACR)は、レーザー加熱とその後に続く力学的修正によって軟骨形状の不具合を修正する治療法として注目を集めつつあります。ダイオードレーザーはこの手法のレーザー源として良い選択肢になります。

本ページの記載内容は、IPGレーザーの使用について、臨床医療用最終製品ではなく、医療機器への組込みを目的とした製品に関する情報であることをご了承ください。

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